K8によるキャリア初のオールナイト・ロング・セットが敢行
南アフリカ発ジャンルGQOMをメインとしたコレクティブ『TYO GQOM』のメンバーとしても活動するDJ/プロデューサーK8がキャリア初となるALL NIGHT LONG Setが渋谷WWWβにて敢行される。パーカッシブなサウンドを軸に、UKベースミュージックへの知識の基、独自の感覚で多様なジャンルを接続/昇華し続けている。
10年以上に渡り、国内外で活動する彼女の道のりは、思慮深くも"鳴る方"への純粋な歩みであり、それはTYO GQOMとして2022年に出演したアフリカ・ウガンダの最大フェスティバルNyege Nyege Festivalにも結実した。渋谷ENTERにて繰り広げられるパーティーGravity Bongoではより個人的な感覚を編纂し投影する場として深化し続けている。
ここで、彼女が所属するTYO GQOMのメンバーであるKΣITOからの声に耳を傾けてみたいと思う。
---K8とはTYO GQOMにおいてどんな存在ですか?
良い意味で予想を裏切ってくれるDJだと思う。現場の空気を読む能力にも長けているが同時に自分はこれが聴きたいんだという確固たる意志を感じる。TYO GQOMのパーティでも毎回違ったフレッシュなプレイを聴かせてくれる。
2018年、初めてTYO GQOMのパーティを開催したとき、自分やmitokonがほとんど南アフリカ産のGqomをプレイする中、K8はGqomにTechnoやUK BASSを混ぜた刺激的なプレイをして、それがその日のパーティのとても良いアクセントになりその後のTYO GQOMの方向性にも影響を与えたと思う。
楽曲制作においても才能を発揮し、"TYO GQOM Compilation Vol.1"収録の"Dance with Devils"を初めて聴いたときには度肝を抜かれた。
ウガンダでのNyege Nyege Festival出演時、20時間のフライト、車、バス、ボートを乗り継ぎようやく辿り着いた会場でDon Zillaがこの曲をプレイするのを聴いたとき、長旅の苦労が報われた気がした。
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DJにおけるALL NIGHT LONG SETは個人史のようでありながら、実はそんなシンプルなものでもないような気がしている。彼女がいて、私がいて、あなたがいた。TYO GQOMという仲間の存在がある中で、その領域を拡張し続けてきた。
人々が音楽を媒介としてパーカッシブに交差する。その繰り返しの果て現れたWWWβのフロアーに、我々はそれぞれの身体を持ち寄ってセッションしていく一晩になるだろう。
(Text by Kotsu)


