ワールドを駆け巡るローカルの躍動、Local World第10回記念パーティ@WWW X!フューチャー・クラシックな革新のテクノで話題を呼ぶベルリンの異能ERRORSMITH、類まれなるアート・センスでジャンルを逸脱、Keleraとの活動でも知られる"脱構築"DJのパイオニアTotal Freedom、フットワークからのミュータント、日本の"奇祭"Foodman、ベース2レイヴなスタイルで躍進するCHANGSIEがダンスホール・セットで、オルタナ・ベースの新鋭 Mars89 (南蛮渡来)が出演決定。アフロ、カリブ、ラテンも混じり合う"ストリート"な新世代のエレクトロニック/ダンス・ミュージックにおける実験と融合の高みを総括したアニバーサリー・ナイト。
2016年12月にジャマイカのEQUIKNOXXをゲストに幕を開け、グローバルなジェンダーやマイノリティへの問題や論争が取り沙汰される時代の背景に触発され、共振するコンテンンポラリーなエレクトロニック/ダンス・ミュージックの実験的な先鋭アーティストを招聘、ポスト・デジタル時代において双方向で流動する"ローカル"と"ワールド"をコンセプトとし、WWWβを舞台に開催されてきたオルタナティブなクラブ・イベント〔Local World〕が第10回を迎えWWW Xにて開催。ゲストはアフロやダンスホールを織り交ぜた奇怪かつスタイリッシュなミニマル・テクノ意匠『Superlative Fatigue』(PAN 2017)が13年ぶりのリリースと相まって話題を呼び、シーンの最前線へと躍り出たベルリンの異能Errorsmith。90年代よりFiedelとのユニットMMMやSoundhackとSoundstreamとのユニット兼レーベル〈SMITH N HACK〉でフロア・キラーを連発、カットアップのサンプリングを多用したフリーキーなトラックからレイヴィーでブリーピーなテクノ/ハウスはベルリンのピークタイムを沸かし続け、未だに再発されるほど定評がある。また近年のMMMの作品では最新アルバムへと続くアフロの影響も垣間見える、フロアの機能とユーモアのセンスを併せ持つユニークなベテラン・プロデューサーとして知られている。最新作でもそのエッジは研ぎ澄まされ、ベルリン・ミニマルのマシーンやシンセサイズとアフロやカリブのリズムが作り上げる絶妙な温度差と融合は逸脱であり、第1回のEQUIKNOXXに続く、また双方向のアンサーとしても興味深い、Local⇆Worldのフューチャー・クラシックな未来を感じて欲しい。
追加のフルラインナップには類まれなるアート・センスでジャンルを逸脱、革新的なDJスタイルを確立した"脱構築"のパイオニアとして名高い、シカゴ出身、NY、LA、マイアミを行き来するTotal Freedom、フットワークからのミュータントとして頭角を現し、様々な文脈が錯綜する日本の"奇祭"Foodman、ベース2レイヴなスタイルで躍進、盟友LIL MOFOと共に欧州ツアーも終えたCHANGSIEがダンスホール・セットで、そしてポスト・トライバルを掲げ、独自の"サウス"を追求するパーティ〈南蛮渡来〉主宰、オルタナ・ベースの新鋭Mars89が出演決定。アフロ、カリブ、ラテンも混じり合う、"ストリート"な新世代のエレクトロニック/ダンス・ミュージックにおける実験と融合の高みを総括したアニバーサリー・ナイト。
Local 1 World EQUIKNOXX #Kingston
Local 2 World Chino Amobi #Nigeria #Richmond
Local 3 World RP Boo #Chicago
Local 4 World Elysia Crampton #Aymra #US
Local 5 World 南蛮渡来 w/ DJ Nigga Fox #Tokyo #Angora #Lisbon
Local 6 World Klein #Nigeria #London
Local 7 World Radd Lounge w/ M.E.S.H. #Tokyo #Berlin
Local 8 World Pan Daijing #China #Berlin
Local 9 World TRAXMAN #Chicago
Local X World ERRORSMITH & Total Freedom #Berlin / #US *upcoming
Errorsmith [PAN / from Berlin]
ベルリンのErrorsmithは90年代半ばよりドイツのクラブ・シーンでリスペクトされる人物あり、ベルグハインのレジデントFiedelとのMMM、Soundstream / SoundhackとのSmith n Hackのコラボレーションや自身のリリースを通じ、新しいリズムと音のシェイプへと導くオープンマインドになるため、Errorsmithは音楽ジャンルの境界線を遊んでいる。クラブに根ざすその音楽は実験精神の耳で技巧され、心地よくそそりあげる身体性を作り出している。またNative Instrumentsのために開発される、お気に入りのシンセサイザー・プラグインRazorでも知られ、自身のソフトウェア・インストゥルメントでプロダクションとライブ・セットの両方の基礎を形成する。2015年に〈PAN〉からリリースされたMark Fellとの12"のコラボレーション『Protogravity』が人気を博し、Wire MagazineやFactの年間ベスト・チャートへ多数選出、Unsoundで依頼され作成した新しいライブ・セットは、2016年のRAにおける5つのキー・パフォーマンスに選ばれる。20年のキャリアを経て、2017年に待望のアルバム『Superlative Fatigue』を〈PAN〉から発表。
https://soundcloud.com/errorsmith
Total Freedom [from US]
プロデューサー/DJ/グラフィック・アーティストとしてLA、NY、マイアミを行き来しながらアンダーグラウンドなアート・ミュージック・シーンで長年にわたって活動してきたTotal Freedom。R&B、 中東音楽、UKグライムやクデューロなど、ジャンルを飛び越え、相反する要素を見事にミックスする彼のDJスタイルは、アメリカを代表するカルチャー誌Interview Magazineに"現時点のアメリカ国内最高のDJ"と言わしめるなど、各界から非常に高い評価を得ている。また彼の感性は現代芸術の分野でも高く評価されており、昨今では西海岸最大の美術館、ロサンゼルスカウンティー美術館でのパフォーマンスや、ニューヨークの現代美術館、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アートのキュレーターに抜擢されるなど、クラブという枠を飛び越え、第一線で活躍するアーティストである。
https://soundcloud.com/totalfreedom
FOODMAN
名古屋在住の電子音楽家。2012年にNYの〈Orange Milk〉よりリリースしたデビュー作『Shokuhin』を皮切りに、Diplo率いる〈Mad decent/Good Enuff〉を含む、国内外の様々なレーベルからリリースを重ね、2016年の『Ez Minzoku』は、海外はPitchforkのエクスペリメンタル部門、FACT Magazine, Tiny Mix Tapesなどの年間ベスト、国内ではMusic Magazineのダンス部門の年間ベストにも選出され、その年に行われたワールド・ツアーではUnsound、Boiler Room、Low End Theoryに出演。自身のルーツである沖縄を背景に、シカゴ・フットワークからのインスパイアとポスト・インターネット以降のハイブリッドな感覚から浮かび上がる特異のサウンドはニューエイジやアンビエントとひも付きながら、新世代の電子音楽やアヴァンギャルドとして様々な楽曲の制作を行なっている。ファスト・カルチャー・プロジェクト1980yenや、Bo NingenのTaigen KawabeとのユニットKISEKIとしても活動を行なっている。
https://soundcloud.com/shokuhin-maturi
CHNAGSIE
1987年生まれ、千葉県出身。音楽のルーツはHIP HOP,R&B,REGGAEなどのブラックミュージック。2010年頃にDUBSTEPにハマり、本格的にDJ活動を開始。UKのベースミュージックをメインにTECHNO,HOUSE(特にCHICAGO HOUSEが好き),DANCEHALLなど幅広いジャンルをプレイ。新宿OPENで開催されているJOY RIDEを筆頭に、東京近郊のパーティーでフロアをブンブンうねらせている。
https://soundcloud.com/changsie
Mars89 [南蛮渡来]
Mars89は超現実主義とサイエンスフィクションから影響を受けたDJ/Composerである。 2016年夏にカセットテープとジンのセット"East End Chaos"をリリース。 その作品を足がかりに2017年初夏にはオカルティズムから着想を得た作品"Lucid Dream EP"をブリストルを拠点とする実験的Dubレーベル"Bokeh Versions"からダブプレートとカセットテープというフォーマットでリリース。 ダブプレートはリリース後即完売した。 Web Media等に掲載されたレビューにはDark Side of Dub, Dancehall, Gqom, Grime, Drill, Ambient, Experimentalなどの文字が並び、最後はNot Sure What To Call It Hybridsと締めくくられた。 Amazon Tokyo Fashion Week 2017A/Wではキービジュアルとなった映像の音楽を、Amazon Tokyo Fashion Week 2018S/SではGrowing PainsのShowの楽曲を担当。 ブリストルのNoods Radioではレジデントをつとめている。