アジアのオルタナ越境&最狂ツートップ!行松陽介主宰の"越境"トランス・パーティ第4回はオールナイト・ロング・セット。上海ALLのレギュラー・パーティを起点にAïsha DeviのパフォーマンスやベルグハインでJanusとのコラボ・パーティ等、圧倒的なヴィジュアルで躍進する現代中国アート界の風雲児Tianzhuo Chen (Asian Dope Boys) を演出に迎えた満を持してのワンマン・ショー。前売には行松陽介のオリジナル・カレンダー(B2サイズ)付き!
写真:トキ
これまでに"エレクトロ"、"ダンスホール"、"メタル"をテーマにWWWβにて開催されてきた行松陽介主宰の"越境"トランス・パーティ「TRNS-」。第4回は現代エレクトロニック・ミュージックの先鋭として発展するエクスペリメンタル・クラブにも通じるヴィジュアル・アートやダンス・パフォーマンス等を欧州でも開催、アジアのエッジをみせつける最もアグレッシヴなアクトとして注目される現代中国アート界の先鋭Asian Dope Boys主宰のTianzhuo Chen(テンジョー・チェン)を演出で迎えた、オールナイト・ロング・セットのワンマン公演を開催。圧倒的なフィジカリティとヴィジュアルのインパクトで世界へ切り込む両雄のシナジーから生み出されるアジアの"越境"を体感して欲しい。
Yousuke Yukimatsu
2008年SPINNUTSとMITSUKI主催KUHIO PANICに飛び入りして以降DJとして活動。naminohana records主催THE NAMINOHANA SPECIALでのKEIHIN、DJ NOBUとの共演を経て親交を深める。2014年春、千葉FUTURE TERRORメインフロアのオープンを務める。2015年、goatのサポートを数多く務め、DOMMUNEにも出演。PAN showcaseではLee GambleとBTOB。Oneohtrix Point Never大阪公演の前座を務める。2016年ZONE UNKNOWNを始動し、Shapednoise、Imaginary Forces、Kamixlo、Aïsha Devi、Palmistry、Endgame、Equiknoxx、Rabitを関西に招聘。Arca大阪公演ではArcaが彼のDJ setの上で歌った。2017年、2018年と2年続けてBerlin Atonalに出演。2018年からWWWにて新たな主催パーティー『TRNS-』を始動。Tasmaniaで開催されたDARK MOFO festivalに出演。BLACK SMOKERからMIX CD『Lazy Rouse』『Remember Your Dream』を、イギリスのレーベルHoundstoothのA&Rを手掛けるRob BoothによるMIXシリーズElectronic ExplorationsにMIXを、フランスのレーベルLatencyのRINSE RADIOのshowにMIXを、CVN主催Grey Matter ArchivesにAutechre only mixを、NPLGNN主催MBE seriesにMIX TAPE『MBE003』を、それぞれ提供している。
https://soundcloud.com/yousukeyukimatsu
Tianzhuo Chen [Asian Dope Boys / China]
"肉は本質的に弱く、そしてその生と死の境界は不明瞭である"
1985年生まれ、北京在中のアーティスト。イギリスの大学でデザインとアートを専攻しマスターを取得。2015年にビジュアル、サウンド、ダンスを基盤とし、パフォーミング・アートとして統合されたコレクティブ/レーベル Asian Dope Boysを結成。クラブでのパーティ、インスタレーション、Aïsha Deviのミュージック・ビデオやヴィジュアルを担当、昨年ロンドンやベルリンでもパフォーマンスを行い、ベルグハインではJanusとのコラボレーション・パーティを開催、新世代の実験的なエレクトロニック・ミュージックとも共鳴する、破壊的で肉体的な作品で注目を集めている。
若い世代の芸術家として、Tianzhuo Chen (ティエンジョー・チェン) はインスタレーション、パフォーミング・アート、ミュージック・ビデオ、ドローイング、そして写真等、様々な芸術的分野で活動。彼の作品の多くは、アンダーグラウンドなパーティ、ステージ・パフォーマンス、またはより概念的に構築された儀式、そして究極的に現実をファンタジーに変える、そういった「出来事」の形作るために他者の参加、観客の参加を必要としている。彼の芸術作品の中で、チェンは宗教(仏教、ヒンズー教、キリスト教、そしてシャーマニズムなど)、サブカルチャー(カルト文化、ドラッグ、レイブなど)、大衆文化(漫画、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックなど)、ダンス(日本舞踏、ヴォーグなど)といった自身が精通する知識を用い、その要素とシンボルをミックスしながら、それらが持つ雰囲気を並べることで、観客や参加者に身体の表面的な状態と精神の両方を超えさせる。究極的には、アーティストが言及する"狂気の状態"として辿り着く。
自己を超越して狂乱を引き起こすことは、自身のアート作品の動機や刺激であり、錬金術師のように、彼は現代社会の現実の中にすでに存在する要素を引き出すことを目指し、その要素を蒸留(または精製)させ、狂気に満ちた空間へと昇華させます。 「サウス・パーク」の人種差別主義者のエリック・カートマン、そして疎外の対象や象徴とされる小人達が、彼の作品の中によく現れ、木彫りの彫刻、パフォーマンスの小道具、ビデオの背景など、音楽のレイヤーに加える大胆で派手な色を使用することで、インタラクティブな感覚を刺激し、作品の昇華を完成させる。チェンの芸術的な目的は、様々な要素をより自由に収集し、多様なメディアを利用することで実現し、彫刻、ビデオ、インスタレーション、ドローイングに加えて、ファッション、音楽、パーティ、パフォーマンスなどの大衆文化の形態を含めることで作品として総合されている。