33-33 x BLISS present
MODE TOKYO 2023
2023年5月25日 - 2023年6月2日
実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツをフィーチャーするロンドン拠点のイベントシリーズ「MODE」が東京にて開催。
初の来日公演となるカリ・マローンはじめ、スティーブン・オマリー、イーライ・ケスラー、ベアトリス・ディロン、カフカ鼾、伶楽舎、FUJI|||||||||||TAなど、全5公演、11組のラインナップを発表。
ロンドンを拠点とする音楽レーベル兼イベントプロダクションの33-33(サーティースリー・サーティースリー)が贈る、実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ『MODE』が復活。
2019年ロンドンでの開催以来となる2023年のエディションが、日本を拠点として実験的なアート、音楽のプロジェクトを展開するキュレトリアル・コレクティブBLISSとの共同企画により、東京都内複数の会場にて開催します。世界のアート、音楽シーンで評価を受けているアーティストたちが集結し、9日間にわたって国際的なアートプログラムを実施します。
今回の東京開催の背景には、主宰の33-33と日本の芸術や音楽との長年にわたるコラボレーションがあります。2018年にロンドンで発表された第一回のMODEでは、日本の作曲家、ピアニスト、電子音楽のパイオニアであり、先日3月28日に惜しまれつつ逝去された坂本龍一氏がプログラムキュレーターを担当しました。敬意と追悼の意を込め、MODEは今回のシリーズを氏に捧げます。
※公演チケットは各プログラム限定数での先着販売となっております、追加販売予定はございませんのでお早めにお買い求めください。
【開催日程詳細】
@The Jewels of Aoyama *Co-presented with Bar Nightingale
公演日時:5月25日(木)18:00開場/19:00開演 22:00終演
チケット料金:前売6,000円[スタンディング]※ZAIKOにて販売中
出演者:Eli Keszler(イーライ・ケスラー/US)
カフカ鼾(Kafka's Ibiki/US, JP)
Park Jiha(パク・ジハ/KR)
会場:The Jewels of Aoyama 〒107-0062 東京都港区南青山5丁目3-2
一連のイベントシリーズの幕を開けるのは、NY拠点のエクスペリメンタル・パーカッショニストEli Keszler。Jim O'Rourke(ジム・オルーク)、石橋英子、山本達久によるトリオ、カフカ鼾。そして初の来日公演となる、韓国の伝統音楽を主軸とした現代音楽家 Park Jihaが出演するプログラム。また、このプログラムは世界中のアーティストらに支持される会員制の実験音楽バー「Bar Nightinegale」との共同企画で開催される。
@四谷区民ホール ※関連プログラム
公演日時:5月28日(日)15:30開場/16:00開演
チケット料金:前売3,000円・当日3,500円[全席自由]
※https://reigakusha.com/home/sponsorship/4403 参照
出演者:伶楽舎(Reigakusha/JP)
伶楽舎雅楽コンサートno.40 〜芝祐靖作品演奏会その4〜
会場:四谷区民ホール 〒160-8581 新宿区内藤町87番地
1985年に発足した雅楽グループ伶楽舎による『伶楽舎雅楽コンサートno.40 〜芝 祐靖作品演奏会その4〜』をMODE 関連プログラムとして紹介する。伶楽舎は現行の雅楽古典曲だけでなく、現代作品の演奏にも積極的に取り組み、これまでに湯浅譲二、一柳慧、池辺晋一郎、猿谷紀郎、伊左治直、桑原ゆうなど多くの作曲家に新作を委嘱。日本を代表する現代音楽家、武満徹作曲の雅楽作品『秋庭歌一具』の演奏でも複数の賞を受賞。長らく音楽監督を務めた芝祐靖は雅楽の世界に新風を送り続けた人物で、MODEで紹介される現代音楽表現のルーツの一部を体験できるプログラムとなっている。
@WALL & WALL
公演日時:5月30日(火)19:00開場/19:30開演 22:00終演
チケット料金:前売4,000円[スタンディング] ※ZAIKOにて販売中
出演者:Beatrice Dillon(ベアトリス・ディロン/UK)
Lucy Railton(ルーシー・レイルトン/UK)
YPY(ワイ・ピー・ワイ/JP)
会場:WALL & WALL 〒107-0062 東京都港区南青山3丁目18−19フェスタ表参道ビルB1
実験的電子音楽に焦点を当てたこの日のプログラムは、前作『Workaround' (PAN, 2020)』が、The Wire紙によって'Album of the Year'に選ばれた、ロンドン拠点の作曲家・サウンドアーティストのBeatrice Dillonと電子音楽レーベル「NAKID」主宰し、バンド「goat」の中心人物で作曲家・音楽家の日野浩志郎によるソロプロジェクトYPYが共演。イベントのオープニングを飾るのは、先日オランダのフェスティバルRewireにて世界初公開され反響を呼んだ アーティスト・詩人のパティ・スミスによるプロジェクト『Soundwalk Collective & Patti Smith』や、今回初の来日公演となるKali Maloneの作品にも参加する、イギリス人チェリスト・作曲家であるLucy Railtonの日本初公演。
@Shibuya WWW
公演日時:6月1日(木)19:00開場/19:30開演 22:00終演(予定)
チケット料金:前売4,500円[スタンディング] ※ZAIKOにて販売中
出演者:Merzbow(メルツバウ/JP)
Stephen O'Malley(スティーブン・オマリー/US, FR)
会場:WWW 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町13−17 ライズビルB1F
20年以上にわたり、SUNN O)))、 KTL、 Khanateなど数々のドローン/実験的プロジェクトの構想や実行に携わってきたStephen O'Malleyと、説明不要の世界的ノイズ・レジェンドであるMerzbow a.k.a. 秋田昌美によるダブルヘッドライナーショー。
@淀橋教会
公演日時:6月2日(金)18:00開場/19:00開演 21:00終演
チケット料金 :前売6,000円[全席自由] ※ZAIKOにて販売中
出演者:FUJI|||||||||||TA (フジタ/JP)
Kali Malone(カリ・マローン/US, SE) presents: 『Does Spring Hide Its Joy』
feat. Stephen O'Malley(スティーヴン・オマリー/US, FR)& Lucy Railton(ルーシー・レイルトン/UK)
会場:淀橋教会 〒169-0073 東京都新宿区百人町1-17-8
今シリーズのフィナーレは、新宿区大久保の多国籍な街中に位置する淀橋教会にて開催される。パイプオルガンによる作品で知られる作曲家・サウンドアーティストのKali MaloneがStephen O'Malley、Lucy Railtonとともに、国際的に高評価を得て、Billboard Classical Crossover 4位を獲得した最新作品『Does Spring Hide Its Joy (2023)』を日本初公演にて披露する。ダブルヘッドライナーとして、近年日本を拠点にヨーロッパ、アメリカで高い評価を得ている自作のパイプオルガン奏者でサウンドアーティストFUJI|||||||||||TAが登場。
About 33-33:
33−33(サーティースリー・サーティースリー)は、ロンドン拠点のレコードレーベル兼イベントプロダクション。年間を通してイベントプログラムを企画制作するだけでなく、33−33レーベルからのレコードのリリースや、アーティストとともに個別のプロジェクトを制作するなどしている。
33−33は、イースト・ロンドンの教会にて2014年以来開催されているイベント『St John Sessions』を機に発足。過去にはガーナ、東京、ベイルート、カイロでイベントを開催している。2018年には音楽、アート、パフォーマンスを紹介するフェスティバル『MODE』を設立。2018年には坂本龍一氏がキュレーションを行い、2019年にはLaurel Halo(ローレル・ヘイロー)がプログラムを構成した。
Works of 33-33:
33-33/Selfridges コラボレーション - Zuli (エジプト): https://www.youtube.com/watch?v=tfaEX8XgR_I
St John Sessions 抜粋映像 - Nils Frahm (ドイツ): https://www.youtube.com/watch?v=a9h533p3K4Q
3時間の即興ライブパフォーマンス - マージナル・コンソート (日本): https://vimeo.com/186378824
33-33/South London Gallery 横断的コラボレーション - Helm (イギリス) & Alice Mackenzie (イギリス) & Fernanda Muñoz-Newsome (イギリス): https://www.youtube.com/watch?v=8yMouEp-ptc
Conceptual Soundwork - 鈴木昭男 (日本): https://vimeo.com/185578005
33-33/South London Gallery コラボレーション: Space Studies - 恩田晃 (日本): https://vimeo.com/249448364
About BLISS:
BLISS(ブリス)は、2019年に日本を拠点として設立されたキュレトリアル・コレクティブ。アートと音楽の分野において、実験的な展覧会、イベントなど行う。抽象性が高く、実験的な表現を社会に発表、共有し続けることが可能な環境をつくることを目的としている。主なプロジェクトに、Kelsey Lu at Enoura Observatory (2019)、INTERDIFFUSION A Tribute to Yoshi Wada (2021)など。
Works of BLISS:
Kelsey Lu at Enoura Observatory
INTERDIFFUSION A tribute to Yoshi Wada
秋田昌美によるヴィーガン・ストレイト・エッジ・ノイズ・プロジェクト。80年代初頭のノイズ・インダストリアル・シーンに参加し海外のレーベルを中心にリリースを始める。90年代にはグラインドコアの影響を受けデスメタルのレーベルRelapseからアルバムをリリース。0年代にはmegoの「punkなcomputer music」に共鳴、ラップトップによるライブ手法を日本でいち早く採用した。近年はアナログ機材を中心に制作している。2003年頃から「動物の権利」(アニマルライツ)の観点からヴィーガン(完全菜食主義)を実践している。鳥や動物をテーマに作品を制作している。新作「Hope」はウクライナ支援の為にウクライナ人のレーベルからリリースされた。
Merzbow (メルツバウ) is the main recording name of the Japanese noise musician Masami Akita (秋田 昌美, Akita Masami?). Since 1979 he has released in excess of 350 recordings.
The name "Merzbow" comes from German artist Kurt Schwitters' artwork, "Merzbau". This was chosen to reflect Akita's dada influence and junk art aesthetic. In addition to this, Akita has cited a wide range of influences from progressive rock, free jazz, modern classical and musique concrète to BDSM and Japanese bondage. More recently he has been inspired by animals, animal rights and environmentalism.
As well as being a prolific musician, he has been a writer and editor for several books and magazines in Japan, and has written 17 books of his own. He has written about a variety of subjects, mostly about art, avant-garde and post-modern culture. His more renowned works have been on the topics of BDSM and fetish culture. Other artforms Akita has been interested in include painting, photography, filmmaking and Butoh dance.
In 2000, Extreme Records released the 50 CD box set known as the Merzbox. Akita's work has been the subject of several remix albums and at least one tribute album. This, among other achievements, has helped Merzbow to be regarded to some as the "most important artist in noise".
Stephen O'MALLEY(スティーブン・オマリー)は、ミュージシャン、作曲家、キュレーター、ビジュアルアーティストであり、20年以上にわたり、SUNN O)))、 KTL、 Khanateなど数々のドローン/実験的プロジェクトの構想や実行に携わってきた。非常に多作であるオマリーの作品群は、さまざまな分野や領域にまたがる彼の関心を表している。彼の音楽は、その物理的な広がりや、実験的なアプローチ、そして真空管アンプへの深い敬意が特徴である。これまでのコラボレーションには、Scott Walker、振付師Gisèle Vienne、作家Dennis Cooper、Alan Moore、Alvin Lucier、Fujiko Nakaya、Jim Jarmuschなどをはじめとする多くの実験音楽家や作曲家、実験音楽リサーチセンターのIRCAM, INA-GRM (Paris)、 EMS (Stockholm) などがある。精力的なライブ・パフォーマーでもあり、2000年以来、世界中の1000を越えるイベントにてパフォーマンスを行っている。オマリーのライブ・パフォーマンスは、電子ギターのミニマリズムが響き渡る霧のような、時間と空間の境界をぼかす魔術である。
Stephen O'MALLEY is a musician, composer, curator, and visual artist who has conceptualised and participated in numerous drone and experimental projects for over two decades - SUNN O))), KTL, and Khanate being among his best-known projects. Wildly prolific, O'Malley's oeuvre defines a breadth of multidisciplinary interests. Music characterised by its physical extent, experimental approaches, plasticity involving a deep commitment to valve amplification. It includes collaborations with a wide range of experimental musicians and composers, including Scott Walker, choreographer Gisèle Vienne, the authors Dennis Cooper and Alan Moore, Alvin Lucier, Fujiko Nakaya, Jim Jarmusch, experimental music research centres IRCAM, INA-GRM (Paris), EMS (Stockholm) and many others. A tireless live performer who has toured extensively and has performed over 1000 events worldwide since 2000. His live performances feature a reverberating fog of electric guitar minimalism - sorcery that challenges boundaries of space and time.