31日がある月の、31日きっかりに開催されるクローズドパーティThir(s)ty One(読み:サースティ・ワン)。このパーティに参加するためのルールはたった一つ。このパーティに来ている人のだれかの友達であること。毎回異なるロケーションで神出鬼没にイベントを開催しており、クリエイターたちの新しい関係をもたらし、ゆるやかに人と人とが繋がっていく場所となっている。
そんなThir(s)ty Oneが年に一度限りで開催する、誰でも参加可能なパーティ「OPEN DOOR by Thir(s)ty One」が、渋谷のWWWとWWWβの2フロアで過去最大の規模での開催が決定している。本年度の「OPEN DOOR by Thir(s)ty One」全体のテーマは「1日限りの公開実験場」。ステージ装飾をはじめとした空間演出・映像演出だけではなく、テクノロジーを用いたアーティストxクリエイターの "この日限りの特別な演出" が予定されている。
今回は第三弾発表アクトと各ステージでの「1日限りの公開実験」の企画が発表された。
第三弾アクトとして、2024年の朝ドラ『虎に翼』OPや、Snow Man「ブラザービート」の振付を手掛ける他、さまざまなCMやMV出演で活躍する、福岡拠点のダンサー/振付師・yurinasiaが、弟子となるダンスチーム・japonicaと昨年の"jABBKLAB TOUR 2025 〜金魚公園"ぶりに来京。当日はTENDREとのコラボステージも決定している。
昨年のOPEN DOORでは参加予定だったものの台風により無念の出演キャンセルとなった諭吉佳作/menがカムバック!彼女ならではの独特なグルーヴ感で、OPEN DOORの会場を盛り上げる。
東京のクラブ/ライブハウスシーンのみならず、海外のダンスシーンからも注目集めるダンスミュージックデュオ『QPLO』も参加が決定。QPLOならではの多幸感の高いサウンドで彩る。
また、KIRINJIや羊文学、TAKU INOUEなどの数多くのMVを監督する鈴木健太もメインフロアのDJとして出演。
「1日限りの公開実験」は、今回コラボレーションするクリエイターとともに発表。今回公の場では初DJとなるTENDREと、TENDREと親交の深いyurinasia×japonicaはオーディオビジュアルコレクティブ『PDLS』が演出。音に揺らされた水面が、像の輪郭を変容させる独自のシステムによる演出が、DJからのダンスパフォーマンスを彩る予定だ。
徳利は実験的な商品開発や自然現象を利用したアート制作を行うMIYAKO ATSUROとコラボレーション。サーモグラフィーカメラを利用し会場の熱量をリアルタイムに可視化し、没入するオーディエンスの体温を素材とした新感覚の演出を行う。
桂枝之進は、AIクリエイターのBluemoとコラボ。AIと落語家の共演を通じて、近い将来への示唆に富んだ新作落語を創作する。ダブルダッチプレイヤーのイワネスインセインは、シューズアーティストのKenta Todaとコラボレーション。「靴」を主役とした新パフォーマンスを披露する予定だ。
asobiはVJ・Hyodo Tomoyaとコラボレーション。球体に映し出されたステージの映像で、様々なルックで世界と遊ぶ様子を演出する。
パソコン音楽クラブは、今年のFUJI ROCK FESTIVAL'25でのパフォーマンスが話題のクリエイティブユニット『tsuchifumazu』とコラボレーション。詳細な企画は追って解禁となる。
さらに、今回はWWW βステージではDJコラボレーション企画『Thir(s)ty One Mixed』と題して、Thir(s)ty OneにゆかりのあるDJらが、一緒にB2BしてみたいDJを指定してDJパファーマンスを披露。今回は新発表メンバーと組み合わせが発表された。
そんなWWW/WWWβステージの空間演出を担当するのは、スポーツやカルチャー、ファッション分野の空間で数多くの演出を行うユニット『shallows』と、オフライン/オンラインを越境して活動するアートディレクター・kihi。『POP THE FRAME』をテーマに、Thir(s)ty Oneから飛び出していく今回の実験の数々が空間演出により表現される。
Thir(s)ty Oneがイベントオーガナイザーではなく、コミュニティ形成として成長してきた "こだわり" が濃密に詰まった熱い一日となりそうだ。
最終アクト/クリエイターの発表、グッズ/タイムテーブルなど、パーティの全貌は、あと少しですべてが明らかになる。これらは後日発表予定なので、OPEN DOORオフィシャルInstagramアカウントをフォローしてチェックしよう。