革新的なサンプリングの伝説Matthew Herbertがドラマー・ボーカルの新鋭Momoko Gillとの最新アルバム『Clay』を携さえた6年ぶりとなるジャパン・ツアーを開催。東京公演は最新作のデュオ・ライブのフル・セットを主に、Matthew Herbertの過去曲やMomoko Gillの近々リリースされるソロ・アルバムの楽曲も交えた100分に及ぶスペシャルな拡張ライブ・セットを披露。
"自分ができないこと、自分がやろうとは思っていなかったこと"
Matthew Herbert & Momoko Gill インタビュー @AVE
https://ave-cornerprinting.com/matthew-herbert-momoko-gill-06272025
オープニングとクロージングのDJにレーベル兼イベントとしても開催されるThinner Groove主宰、FlaticとのCos/Mes、CHIDAとのMASCARASとしても活動、AndryとMoko (Powder)との5AMのメンバーでも知られるDJ・プロデューサー5iveが登場。
前回のJan Jelinekに続くmelting bot主宰のリスニングを軸とした電子音楽イベント・シリーズPERSONAL CLUβにて開催。
PERSONAL CLUβ 2021 〜
PERSONAL CLUβ -E.O.U - E21 secret gathering-
PERSONAL CLUβ -E.O.U - estream release party-
PERSONAL CLUβ -Bloodz Boi-
PERSONAL CLUβ -Tujiko Noriko & Joji Koyama-
PERSONAL CLUβ -CS + Kreme-
PERSONAL CLUβ -Salamanda & LAUSBUB-
PERSONAL CLUβ -Masayoshi Fujita & Jan Jelinek-
PERSONAL CLUβ -Herbert & Momoko-
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Herbert &Momoko: Clay
Matthew Herbert と Momoko Gill によるコラボレーション・アルバム『Clay』は、2025年6月に Strut Records から登場した。ダンスフロアの高揚感と夜更けの内省的なムードを軽やかに行き来し、Matthewのアイコニックなアルバム『Around The House』を思わせながらも新たな方向へと踏み出した本作は、二人の音楽的感性が響き合うスリリングな作品となっている。
これまでに発表した共作シングル「Fallen」や、Momokoによる Matthewの「The Horse Is Here」のリミックスを経て築かれてきた関係は、このアルバムで初めてフルスケールのかたちを得た。音の境界を押し広げようとする二人の情熱が、互いのキャリアを通じて結実したと言える。
Matthewは、環境音や日常の音を楽器として扱い、『One Pig』や『Around The House』など、独自の手法で常に革新的な作品を生み出してきた。
一方の Momokoは、ロンドンを拠点に活動するドラマー/ボーカリスト。Tirzah、Alabaster DePlume、Coby Sey らと共演を重ね、ジャンルを越境する表現と親密な歌声で注目を集めている。また、詩人/ラッパー Nadeem Din-Gabisi とのプロジェクト An Alien Called Harmony でも、その多才さを発揮してきた。
こうして完成した『Clay』は、サンプリング、即興演奏、緻密なアレンジを取り入れながら、Herbert のプロダクションと Momoko のソングライティングや歌声が互いを引き立て合う、鮮やかな音楽的対話の記録となっている。
Matthew Herbert:
Matthew Herbertは受賞歴のある作曲家、アーティスト、プロデューサー、作家であり、その革新的な作品の幅は30枚以上のアルバム(高く評価された『Bodily Functions』を含む)から、アカデミー賞受賞映画『ファンタスティック・ウーマン』の音楽、ナショナル・シアター、ブロードウェイ、テレビシリーズ(『Noughts and Crosses』、『The Responder for BBC』)、ゲーム(『Lego』)、ラジオのための音楽にまで及ぶ。ソロ演奏、DJ活動、自身の21人編成ビッグバンドや100人合唱団を含む様々なミュージシャンとの共演で、シドニー・オペラハウスからハリウッド・ボウルまで世界中でパフォーマンスを行い、インスタレーション、演劇、オペラも創作している。
Quincy Jones、Ennio Morricone、Serge Gainsbourg、Mahler といった象徴的なアーティストのリミックスを手掛け、Bjork の長期にわたる共同制作者でもある。ロイヤル・オペラ・ハウス、BBC、ドイツ・グラモフォンなどから作品を委嘱されているが、最も知られているのは、日常音やいわゆる「ファウンド・サウンド」を電子音楽へと昇華させる音響表現である。代表作『ONE PIG』は豚の誕生から食卓へ、そしてその先までを追った作品だ。2018年には初著書『The Music』を Unbound 社より出版。現在はラジオフォニック研究所のクリエイティブディレクターを務める。
2021年、Matthewと聴覚をテーマにした Enrique Sanchez Lansch による特別ドキュメンタリー『A Symphony Of Noise』が公開された。10年以上にわたり撮影された本作は、電子音楽家、アーティスト、サウンド活動家としての Matthew の約20のプロジェクトを追う。彼はまた最近、音を用いた作曲の倫理に関する博士号を取得し、次の実験的プロジェクトでは10億を超える音を聴取することを基盤としている。
https://www.instagram.com/matthewherbertmusic
Momoko GIll:
Momoko Gill は、ロンドンを拠点に活動する新進気鋭のアーティスト。プロデューサー、作曲家、作詞家、そしてマルチ・インストゥルメンタリストとして、ドラムと歌を中心に多彩な表現を展開し、注目を集めている。
オックスフォードに生まれ、京都・横浜・サンタバーバラ・ロンドンで育ったバックグラウンドを持ち、その幅広い感性を音楽に注ぎ込む。Matthew Herbert、Alabaster DePlume、Tirzah、Coby Sey など、英国の個性豊かなアーティストたちと共演し、ジャズ、アヴァンギャルド、エレクトロニックの狭間で独自の存在感を示してきた。ロンドンのクリエイティブ・コミュニティ Total Refreshment Centre拠点としている。
2025年には Matthew Herbert と Clay を共同プロデュース。そもそもの始まりは、Herbert のアルバム『The Horse』収録曲を Momoko がリミックスし、その音を Herbert が高く評価したことだった。また、詩人/ラッパー Nadeem Din-Gabisi とのデュオ An Alien Called Harmony ではプロデューサーを務める。さらに2026年初頭には、自己プロデュースによるデビュー・ソロアルバムを Strut Records からリリース予定。
親密さと深みを併せ持つ歌声で、ジャンルと物語性、そして音響実験の境界を押し広げながら、独自の音楽世界を切り拓いている。
https://www.instagram.com/momokogill
5ive [Thinner Groove]:
数あるサウンドプロジェクト、アートフィールドのバックエンド・フロントエンドで存在を発揮する5iveのキャリアに全て触れると長くなってしまいますが、効能や質感の緻密な選定の中からグルーブが霊のように浮き上がる驚くべきファーストEP "Planet Be"は、Thinner Grooveの第一弾のリリースとしてリリースされました、TG全てのリリースのサウンドに携わり、スタジオでもダンスフロアでもトーンをセットしています。彼の継続する"現代のライブラリ"を意識したアルバムオンリーのLPレーベル、Snakerは、11枚のアルバムリリースを数え、小さな光をコンパイルする事で奥行きある輝きをキュレートしています。
![Herbert & Momoko: Live Extended Show / opening & closing DJ: 5ive [Thinner Groove]](https://www-shibuya.jp/schedule/ecb2f900f0c86755d0946120d54c752757b0ced0.jpg)

