ロンドンと東京を拠点に活動する姉妹オーディオビジュアルユニットtamanaramenが主催するイベントシリーズ『RAMEN CLUB』、POiSON GiRL FRiEND を迎えた東京編の開催が決定
RAMEN CLUBは、ロンドンと東京を拠点に活動する、姉妹オーディオビジュアルユニット・tamanaramenが主催するイベントシリーズ。世界中の人が知っている食べ物「ラーメン」をキーワードに、音楽とカルチャー、人と人をつなぐ場をつくることを目的としている。各地のローカルDJやアクトを招き、ラーメンを囲みながら、その土地ならではの音楽や空気、カルチャーをミックスする。
ラーメンは、日本において最も日常的でありながら、国境を越えて受容されてきたカルチャーの象徴でもある。Ramen Clubは、その「誰にとっても開かれている食文化」を起点に、クラブミュージック、映像表現、空間演出を融合させ、クラブと食堂、ローカルとグローバル、日常と非日常のあいだを行き来する新しい体験を生み出してきた。言葉や人種、バックグラウンドを越えて、ほんの一瞬でも「ワクワク」を共有できる場所を生み出したいという思いからスタートした。
RAMEN CLUBは、既存の大きなプラットフォームやシステムに依存せず、自分たちの手でリアルなローカルシーンを盛り上げ、発信していくことを大切にしている。第1回目は、ロンドン・Aldgateにある Koi Ramen Bar にて開催。ラーメン店という日常的な場所を舞台に、音楽と人が自然に交わる空間をつくり出した。
今後は、世界各地のさまざまなラーメン屋や街へと展開しながら、その土地ごとのローカルカルチャーとRAMEN CLUBならではの感覚を持ち寄り、一夜限りの特別な場を立ち上げていく。

東京とロンドンを拠点に活動する、姉・Hana(ビジュアルアーティスト)と妹・Pikam(シンガー/プロデューサー)によるオーディオビジュアルユニット・tamanaramen。当初は姉妹それぞれソロで活動していたが、2021年よりユニットとしての活動を開始。アブストラクトな音像、ささやくような歌声、肌の質感や絶え間ない流れを独特の色彩で描き
出すビジュアルの融合により、他にはない独自の世界観を創り出す。その音楽と映像は、ジャンルやシーンを超えてボーダーレスに混ざり合う。一見重たくも感じられる「tamanaramen」というユニット名とは裏腹に、人が持つ孤独の中に光を見出し、そっと寄り添う繊細な音楽と映像は、日常に息づくセンチメンタルな内向性と、夜のダンスフロアを彷徨う外向性が表裏一体となって現れる。エクスペリメンタルでありながら、しなやかで表情豊かなその表現には、生きることそのものへの眼差しが感じられる。
これまでに、MUTEK JapanやSXSW 2025といった国際的なフェスティバルに出演し、没入感のあるオーディオビジュアル体験を通じて世界中の観客と共鳴。また、The Lot Radio(ニューヨーク)やFoundation FM(ロンドン)など先鋭的なプラットフォームでDJとしても出演し、音楽とアートの垣根を越えてグローバルな存在感を示している。

幼少の頃をブラジルのリオ・デ・ジャネイロで過ごす。1990年よりクラブラウンジDJとして音楽活動を開始。ビクター・エンタテインメント、日本コロムビアよりアルバムCDをリリースした後、1990年代後半は自主レーベルPsychoplanetを主宰し、主にテクノハウスユニットKiss_O_maticとしてフロア向け作品をリリース。2000年代前半のフランスでの生活を経て帰国後、ライヴ、アルバムリリース、DJ活動を再開。
2020年代に入り、配信メディアを中心にグローバルな再評価が高まり、2024年には全米10か所でのツアーを成功させ、2025年末までに中国、欧州ツアー、フェスティヴァル出演、2度目の米国ツアーを果たしている。DJとしても、英国NTSラジオのレギュラー番組配信、香港のBoiler Roomフェスティヴァルでのハイブリッドセット参加をはじめ、多方面の活動を続けている。


