超の付くダビーな15周年、超虎子の宴開幕です!
うまい飯とうまい酒、そして音楽とそこに集まる人、人、人──宇田川町に居を構えて15年、虎子食堂、今年の周年のスペシャル・ヴァージョンは現地を飛び出し、同じく渋谷のWWWにて「これしかない」と店主熟考の下に集めたラインナップで開催決定!この国のダブのオリジネイターのひとり、こだま和文、そして海外のモダン・ダブの牙城〈ZamZam Sounds〉などからもリリースするダブ・ユニット、Undefined。2022年にコラボ・アルバム『2 Years / 2 Years In Silence』をリリースした両者が、同年の同じくWWWでのライヴ以来、ひさびさにライヴを行う。もう一方のスペシャルなライヴ・アクト、大阪のダブ・マスター、Hav率いるSOUL FIREがヴォーカリスト、Chicaと共に出演。バンドとしては虎子7周年記念以来の東京でのライヴ。この国の東西のある意味でレジェンダリーでありながら、現在進行形のダブ・サウンドが直撃する一夜となる。DJには、この国のレゲエ・セレクターのパイオニアのひとりであり、「溶け出したレコード箱」などここ数年、虎子食堂での出演が活発化している佐川修。想像の外側からエコーの残響にのってダビーにアシッドの熱風を呼び込む、HIKARU。国内外の現在進行形のダブ・サウンドをリリース、1TAとElement──今回会場で先行で販売されるSOUL FIREリイシュー7インチをリリースするなど過去の国内産ダブの遺産を紹介する1TA〈Rewind Dubs〉、そして I Jahbarとのコラボなどカッティング・エッジなダブ・サウンドをリリースするElementによる〈Parallel Line〉というサブ・レーベルもそれぞれ運営──によるセレクター・デュオ / レーベル、Riddim Changoも登場する。レゲエやダブを後景にしつつ、さまざま音楽とそれを愛する人が集まるあの場所の、15年の集大成、いわば超虎子食堂的な一夜を!(河村祐介)
フライヤー画 : 西加奈子
★国産Dubリイシュー・レーベル〈Rewind Dubs〉より、関西のレジェンドDubバンドSOUL FIREのアーカイブから7インチアナログレコードがリリース決定。本イベントにて先行販売!
2000年初期にリリースされたアルバム「SOUL FIRE」から煙立ち込めるルーディなステッパーチューン"Rizla"と、未発表曲"Who is DirtyHarry?"をカップリングした一枚。
7-inch Vinyl single
Soul Fire - Rizla w/ Who is DirtyHarry?
Catalog number : RWDS7-001
Price : ¥1,980 (tax in)
▼SOUL FIRE meets Chica
91年結成の大阪の三人組ダブユニット。Lee Perry,Mad Professor,Sly and Robbie,Jah Shaka,LKJ,More Rockers,Aba Shanti-I等世界のDUB BASSミュージックのアーティストと競演、2002年に1stアルバム「soulfire」をリリースし、REGGAEをベースにしながらもオリジナルDUBサウンドを追求している。2004年にはCHICA meets SOUL FIRE&BUNBUN the MC でフジロックに出演。自らのレーベルSF-Recordingsの運営ほか、SOUL FIREとしての活動以外にもメンバーのそれぞれは一番星クルー、国際ボーイズ、BROTURK、TOSOUKOU、チャクラと一郎など数多くのバンド・ユニットや作品にも参加している。
▼Undefined
キーボード&プログラミングのサハラと、ドラムスのオオクマにより結成されたエクスペリメンタル・ダブ・ユニット。
2017年デビュー7インチ「After Effect」を〈Newdubhall〉よりリリース。以降国内外のレーベルからリリースを重ね、2022年4月、ファースト・アルバム『Defined Riddim』を〈Khaliphonic / ZamZam Sounds〉よりリリースし、英The Wire マガジン・コラムニストチャート・部門別年間ベストアルバムに選出される。同年9月オリジナル+アンビエントで構成された、こだま和文との共作アルバム『2 Years / 2 Years in Silence』を〈Rings〉よりリリースし、ジャパニーズ・ダブ・サウンドの進化を提示した。
▼こだま和文(DUB STATION)
1982年、ライブでダブを演奏する日本初のダブバンド「MUTE BEAT」結成メンバー。通算7枚のアルバムを発表。
1990年からソロ活動。
ファースト・ソロアルバム「QUIET REGGAE」から2003年発表の「A SILENT PRAYER」まで、映画音楽やベスト盤を含め通算8枚のアルバムを発表。
2005年、KODAMA AND THE DUB STATION BANDとして「IN THE STUDIO」、2006年「MORE」を発表。
プロデューサーとして、FISHMANSの1stアルバム「チャッピー・ドント・クライ」、チエコビューティーの1stアルバム「ビューティーズ・ロックスティディ」等で知られる。また、GOTA、DJ KRUSH、UA、EGO-WRAPPIN'、LEE PERRY、RICO RODRIGUES等、国内外のアーティストとの共演、共作曲もある。
KURANAKA a.k.a 1945、DJYABBY、DJ GINZI等と共にサウンドシステム型のライブ活動。
2015年KODAMA AND THE DUB STATION BANDを再始動。2023年現在のメンバーは、
こだま和文(Trumpet)
ARIWA(Trombone,Vocal,Chorus)HAKASE-SUN(Keyboards)
AKIHIRO(Guitar)
コウチ(Bass)
森俊也(Drums)
2018年KODAMA AND THE DUB STATION BAND、アルバム♪ひまわり / HIMAWARI-DUB♪リリース。
2019年KODAMA AND THE DUB STATION BAND
アルバム♪かすかなきぼう♪リリース
2022年Kazufumi Kodama meets Undefined
アルバム♪2years ♪ リリース
2023年KODAMA AND THE DUB STATION BAND
カバーアルバム♪ともしび♪リリース
著書に「スティル エコー」(1993)、「ノート・その日その日」(1996)、「空をあおいで」(2010)。ロングインタビュー書籍「いつの日かダブトランペッターと呼ばれるようになった」(2014) がある。
▼佐川修
1983年、渋谷 Black Hawkで開催されていた「Black Market」でセレクターデビュー。同年ジャマイカ初渡航後、数度に渡るジャマイカ滞在で、各種レゲエ雑誌に現地のリアルタイムの情報を紹介するほか、ジャマイカ産レコードの日本への輸入・流通販路を開拓。95年に「ニューレゲエブック」を上梓。Taxi Hi-Fi、Club Jamaicaのメインセレクターを歴任し、数多くのジャマイカ人アーティストとも共演。その後はソロ活動に転向、Good Ol' Days、Saturday Night Jamboree、Cool & Deadly等のレギュラー出演を経て、現在は、渋谷 DJ BAR Bridge「キングストン秘宝館」、自身が主催する渋谷 White Space Lab「日曜娯楽盤」に出演中。2024年からは渋谷 虎子食堂での新企画もスタート。
▼HIKARU (blasthead)
あっと驚くアクシデントにも似た
衝撃の音楽体験
つまりは想像の外側からエコーの
残響にのってアシッドの熱風を
呼び込むDJ
フリー・フォームを超えた
フリー・フォームと云われるほどの
自由な在り方で
オール・ミックス
独自の解釈なプレイがBLAST HEAD
▼Riddim Chango (1TA & Element)
2015年UK/ロンドンにて発足、世界的なDubムーブメントに呼応し新たなアングルを日本から発信するレーベル「Riddim Chango」。これまでにSons of Simeon, Bim One Production, Element, Night Scoops, Macka B, Asher Senator, OBF, Shanti D, Mighty Massa, Dubkasm, Rudey Lee他多数リリース。
https://riddimchango.bandcamp.com/