ロンドンのジャズシーンを代表し「UKジャズ」を語る上で欠かせない存在に成長したサウスロンドン出身のミュージシャン/プロデューサー、カマール・ウィリアムスが3枚目のアルバム『Stings』と共に満を辞してのジャパンツアーを敢行。
ジャズとダンス・ミュージックを横断する独特の感性で世界中から絶大な人気を獲得し、ヘンリー・ウー名義やユセフ・デイズとのデュオ、ユセフ・カマールがイギリスに新たなジャズの波をもたらしたことは記憶に新しく、本名義では2018年のファースト・アルバム『The Return』、2020年に『Wu Hen』をリリース。パンデミックの最中に書き上げられたという新作『Stings』では孤独、内省、そして深い精神性が数多くのレイヤーと共に再現されており、時にドビュッシーを連想させるような印象派の交響曲の断片やヒップホップ、エレクトロニックビートのもつ宇宙的な領域、そして故・坂本龍一の変幻自在で自然と調和されたサウンドを思い起こさせる。アルバムフィーチャリングにはロサンゼルスのマエストロ、ミゲル・アトウッド=ファーガソンを始め、実力派が勢ぞろい。そして日本のダンスミュージックシーンでもマスターピースとして挙げられるパル・ジョイ「Soho - Hot Music」を大胆にジャズアレンジ。世界的デザイン事務所ペンタグラムのパートナー、サシャ・ローブの隙のないフォントとキンブリー・ロイドによるススメバチのアートワークがアグレッシブかつ繊細なサウンドを視覚的にまとめ上げている。国内でのスタンディングライブは初となるWWW X(東京)公演を含め、アルバムからインスピレーションを得たピアノソロライブを含めた4つの異なる公演を開催。音符とメロディの総和を超え更に深化したカマール・ウィリアムスの必見のパフォーマンスを見逃すな。
Kamaal Williams Japan Tour 2024
6th March - Piano solo show at BAROOM Tokyo
7th March - Band show at WWW X Tokyo
8th March - Band show at METRO Kyoto
9th March - Band show at 24PILLARS Nagoya
※Supported by Tsubaki fm
Kamaal Williams
ロンドンのペッカムで生まれ、台湾系の血を引くカマール・ウィリアムス。多様なバックグラウンドとアート、カルチャーが混じり合うサウスロンドンのストリートから始まったキャリアは、ジャズとダンス・ミュージックを横断する独特の感性で世界中から絶大な人気を誇っている。ヘンリー・ウー名義やユセフ・デイズとのデュオ、ユセフ・カマールがイギリスに新たなジャズの波をもたらしたことは記憶に新しく、本名義では2018年のファースト・アルバム『The Return』、2020年に『Wu Hen』をリリース。そして2023年に満を辞して新作、『Stings』を発表。パンデミックの最中に書き上げられたというこの作品は孤独、内省、そして深い精神性が数多くのレイヤーと共に再現されており、時にドビュッシーを連想させるような印象派の交響曲の断片やヒップホップ、エレクトロニックビートのもつ宇宙的な領域、そして故・坂本龍一の変幻自在で自然と調和されたサウンドを思い起こさせる。
東京生まれのDJ/プロデューサー。2012年に自身がフロントマンを務めるイベント「Eureka!」を通して気鋭の来日アーティスト公演を数多く手がけ、日本のハウスミュージックシーンにおいて確かな評価を得る。DJとしての活躍は国内外と多岐に渡り、Fuji Rock(日本)、Wonderfruit(タイ)そしてShi Fu Miz(香港)などの大型フェスティバルから、ロンドン、パリ、アムステルダム、ミラノ、メルボルン、ソウルなどの世界のダンスミュージックシーンの主要都市でも活躍。ハウスを軸に、ジャズやソウル、アフロ、ラテン、フュージョンなど新旧問わずあらゆるジャンルを独特のセンスとスキルでクロスオーバーさせていく。2015年にはEureka!もレーベルとして始動。世界的ヒットになった「Crackazat - Coffee Time」を始め、温故知新のハウスミュージックを象徴する数多くのリリースを手がけた。現在はインターネットラジオ「Tsubaki fm」を主宰し、ワールドワイドな知覚と巧緻で根気のいる研究心で、ニッチなリスナーを惹きつけ、日本のローカルから世界へと絶えることなく音楽を発信し続けている。場所や時間、世代やジャンルのギャップを垣根無くスムースに乗り越える唯一無二の存在として、着実に、そして確実に。新しい形を持つ音楽家としての像を自らの手で作り上げている。