オーガニック・ダンスへの高揚⤴︎リスボン発!現代アフロの先鋭PríncipeよりDJ Nigga Fox再来日東京公演
東京公演はthe hatchのmidoriによる自身初のパーティmy fairにて開催、ローカルからAkie、SAMOが出演。10年代より一貫としたアートワーク、サウンド、リズムを展開、アフリカ、南米、欧州の文化が交流する古都リスボンにてアフロ・ディアスポラとしてのオリジナルのダンス・ミュージックを探求するレーベルPríncipeの中核であり、UKの名門WARPからもリリースしたDJ Nigga Foxとローカル陣を通じて現代オーガニックなグルーヴを高める。
-主宰midoriより-
東京で初めて自分のパーティを始めます。
札幌の捻くれた一端のシーンで生まれ育った自分にとってパーティとは、ドレスコードや出会いは二の次、音楽は求めればフェアに降り注いでくれる存在だと教えてくれる絶対的な場所で薄暗いフロアでダンスを通して自分自身と対峙しながら、あらゆる記号の垣根を超えて誰とでも繋がれる魔法の時間です。
音楽を、ダンスを愛する誰にとっても安心できる時間になるよう。最初の1音が鳴り始めてからアンプの電源を落とすまで、夜を大切に編んでいきます。
過去にthe hatchのLPにてRemixを依頼したPríncipeのDJ Nigga Fox、FULLHOUSEのSAMO、Newtone RecordsのAkieまた、サウンドデザインにはWHITELIGHTのSemmei、全方位から丁寧に音楽を再生できるようWWWβのフロア後方にTaguchiのスピーカー2基設置する予定。
よろしくどぞ!
DJ Nigga Fox [PT / Príncipe]
2013年にリリースされた「O Meu Estilo」12''EPでデビューしたDJ Nigga Foxは、リスボンのPrincipe Discosクルーの一員として、ポルトガルの首都圏や郊外からEU全域に広がるディアスポラで育まれたエキサイティングなユースとサウンド・カルチャーを披露し、その先見性のあるビジョンを示した。2015年にPríncipeからリリースした『Noite e Dia』と題されたEPは、Resident Advisorに"奇妙かつ錯乱、威圧的でありながらもダンスフロアを解放するような高揚感がある"と絶賛された。
2017年初頭、コラボレーションのインスタレーションのサウンドトラックでもある片面12''の'15 Barras 'を発表した。その長尺のコンポジションは、猛烈なアシッド、金切り声のストリングス、群衆ノイズの4部構成で、シームレスな15分のアレンジで展開され、自身の音楽を新たなコンセプチュアルな限界へと押し上げる。Warpレコードからのデビュー作「Crânio」は2018年に発表。6曲の変幻自在のダンス・サイケデリアはピッチフォークのレビューで"Warpからの初リリースで、このバティーダとエレクトロニック・ミュージシャンは、自身の緻密で別世界のサウンドを打ち出し、レーベル初期のアヴァン・ダンス精神と再び結びついた"と紹介されている。
2019年後半、Príncipeから初のフルレングスとなる至高の「Cartas na Manga」を発表した。ポルトガルとヨーロッパにおける歴史とアフリカ文化、ストリートから生まれたままのものがどのように呼吸し、変容していくのか、アルゴリズムが支配し、国家が法制化するもの、といった概念を超えて、その作品は、作曲家、プロデューサーとしての純粋な探求が結実したものであり、リズムとサウンドを自由に掛け合わせる喜びを更新している。
2020年の夏には、ライブ活動はすべて終了、自身のセットを実際のダンスフロアの存在からより独立させ、ノンストップの有機的な存在へと変化させ始める。2021年春、Príncipeはこの新しい実践の成果であるライブ録音カセット『Live Nigginha Fox』をリリース。それ以来、彼はライブアクトの微調整を続け、ロンドンのサマーセット・ハウス・スタジオ5周年記念バッシュや秋のSónarバルセロナ・エディションで熱狂的な支持を得た。作曲家、プロデューサー、DJであり、2022年2月11日にPríncipeから新しいEP「Música da Terra」をリリースし、翌月にはアメリカ東海岸とメキシコのツアー等ワールドワイドな活躍を見せている。
https://www.instagram.com/djnigga.fox/
https://principediscos.bandcamp.com/