2021年には、FUJI ROCK FESTIVAL 「ROOKIE A GO-GO」に選出、2022年には「2020年代のポップカルチャーとしてのヒップホップ」をテーマにした国内最大規模のヒップホップフェスティバル『POP YOURS』でNEW COMER SHOT LIVEに出演するなど、数々のフェスやイベントで注目をされている5MC HIP HOP コレクティブのSound's Deli。
5月にリリースされた「LOWKEY LIKE」と先行シングルの「CHEESE BANGER」に、新曲4曲を加えた全6曲となるEP『OUT NOW』をリリース。プロデュースにはSound's Deliの盟友であり、新たなHIP HOP アンセム「TOKYO KIDS」で話題を集める MET as MTHA2、東京を拠点に活動し海外からも注目を浴びる新進気鋭のビートメイカー・Puckafallが参加している。
着実にステージを大きくしてきた Sound's Deli がリリースする新作は、勝利と自信、葛藤をも積み重ねてきた彼らの現在地が、どこまでも正直にスピットされている。
自分自身との戦いを経た「再出発」を記録した『OUT NOW』は、聴く人の背筋を伸ばすような我慢強さに満ちている。どんなにキツいときも、目指すもののため、期待に応えるために、彼らはマイクに向かい続ける。特にEPのラストを飾る「Polyp」は、その宣言とも言える1曲だ。ときに過酷だったこれまでの道のりと、この先の未来への覚悟とあ自信が詰まっている。少しずつでも前に進もうとトライする人にとって、彼らの「再出発」の記録は、日々、背中を押してくれる心強く、頼もしい仲間のような存在になってくれるに違いないだろう。
収録された6曲に無駄なラインはほんの一行もない。5人の内側から溢れてきた一つ一つの言葉と、MET as MTHA2 / Puckafall による退屈とは無縁なビートを聴いて、思う存分、首を振ってほしい。
マスタリングにはmurozo(CRYSTAL SOUND)、ジャケット写真は写真家・フォトグラファーのjacK、タイトルデザインはShun Yazawaが担当。
また、新作EP『OUT NOW』から「Polyp」のミュージックビデオもリリース同日に公開。
ビデオディレクターは、これまで多くのSound's Deliのミュージックビデオを手掛けてきた盟友MESSが務める。
さらに8月4日(金)に開催されるNEW EP"OUT NOW" Release Partyでの追加アクトも発表された。
7年ぶりとなる3rdアルバム「ALONE」を発表後、6月に開催した自身初のワンマンライブもソールドアウトで成功させた〈OMSB〉、2022年のラップスタア誕生にてファイナリストとなった〈ShowyRENZO〉、2023年ラップスタア誕生で3457人のラッパーの中から新ラップスタアに選ばれた〈ShowyVICTOR〉によるユニット〈Showy〉が追加となった。
Sound's Deli (サウンズ・デリ)
Digital EP『OUT NOW』
2023.7.5 Release
配信リンク:https://ssm.lnk.to/OUTNOW
1. OUT NOW (Prod. Puckafall)
2. High Life (Prod. MET as MTHA2 & Puckafall)
3. LOWKEY LIKE (Prod. MET as MTHA2)
4. Blaze Up (Prod. MET as MTHA2)
5. CHEESE BANGER (Prod. Puckafall)
6. Polyp (Prod. MET as MTHA2)
新しさと懐かしさが交錯するサウンドの上で披露されるマイクリレーでフレッシュな存在感を放つ5MCヒップホップ・コレクティブSound's Deli。
高校時代に同年代のフリースタイルラップバトルに触発されてラップを始め、イベントを介して知り合い、意気投合したというG YARD、Gypsy Well、Kaleido、Moon Jam、Tim Pepperoniの5人によって2019 年に結成された。
オーセンティックなブーンバップから最先端モードのビートまでをカバーした多彩なサウンドと、個性的なラッパーが代わる代わる登場する多人数でのラップならではの楽しさを存分に楽しめる点が最大の魅力。クルーのアンセム的な曲だという2020年の「Sound's Deli」をはじめとして、メンバーそれぞれが互いに切磋琢磨しつつも、全体として緊張感よりもクルーとしての結束やヒップホップの楽しさを強く感じさせる。