サウンドスケープへの大きな流れ。京都の E.O.U が初のアルバムサイズのミックス テープ LP 「 estream 」を発表。合わせて、和の仙郷 SUGAI KEN 、ボカロスケープな KAIRUI 、トランス・ユートピアみんなのきもち、展示キュレーションに代々木祭等 を招き、 焚き火をイメージしたオブジェを中心に、自由に座れるリリース・パーティをWWWにて開催。
京都のアーティストE.O.Uが昨年リリースしたサウンド・アーカイヴとなるミックステープEP「e21」に続き、初のアルバムサイズでミックステープLP「estream」を同じく京都のレーベル〈PAL.Sounds〉よりリリース。今作では静的な空間に浮遊するアンビエンスの粒子が動的な流線となって流れ出すような、大きな空間を描いた色彩豊かなサウンドスケープを展開。 リリース・パーティではこれまでE.O.Uの作品に関わる映像作家Ryutaro KobayashiとRyunosuke ItoがVJで参加、作品のアートワークも手がけるSuiがアート・ディレクターとなって羽香の展示物も交えた「estream」のリリース・ライブを演出、ステージに焚き火をイメージしたオブジェが置かれ、自由に座れるセッティングで各々の空間とパフォーマンスが楽しめる仕様になっている。
共演のライブには和の音響を探求しワールドワイドに活動するSUGAI KEN、ボカロを用いたサウンドスケープを描くKAIRUI、ラッパーのビートメイクからコラージュを用いた音響作品に及ぶ名古屋屈指の音楽家Ramza、「bluespring」のヒットを皮切りに〈Maltine Records〉から最新作を発表、デトロイト・ルーツな日本のニュータウン・テクノとアニメを紡ぐ新世代の要Telematic Visionsが初のライブセットを披露。 DJにはトランスのアンビエンスを高揚させるユートピアみんなのきもち、3DCG、グラフィック、ARの制作、アート・コレクティブ〈Mizuha罔象〉のメンバーLuna woelle、都内にてDJ活動を始めフレッシュなセンスが光るririaがラインナップ。
ラウンジでは代々木公園にてゲリラ的に展示を始動、都内のクラブナイトやベニューでも展開するストリートなキュレーター代々木祭(yoyogiparty.jp)が太郎とトーゴーナギサを招いた展示を展開。エレクトロニック/ダンス・ミュージックの複合かつ連動的な文脈にある10年代EDM、脱構築、ニューエイジ、レイヴ・リヴァイヴァルを経た20年代のハイパー(ポップ)から流れる新世代のアンビエント/エレクトロニカが描き出すサウンドスケープへの大きな流れを今感じて欲しい。
TEXT: PERSONAL CLUβ
E.O.U 「 estream 」 2022/09/28 Release
released by PAL.Sounds
Linkcore
Bandcamp
E.O.U によるアルバムサイズのミックステープ。 " 流れ " に焦点を当てた今作はサ ンプリングコラージュを軸としたサウンドのアーカイブであり、遊び、アンビエン スといった前回のミックステープで提示された要素を継続しながら、それらがより 大きな流れとなって多様なサウンドスケープを描き出す。
1. おはよう
2. 界
3. みずは無限
4.arc
5.@e22 6.nap
7.into
8.harmony
9.zeal
10.est 【PLAYLIST】
E.O.U
A artist born in 2000. Expressing various phenomena expressed by sound through music, DJ, & Live Set. living in Kyoto.
2000年生まれのアーティスト。音で表現される様々な事象を楽曲、DJ、Live Setを通して表現する。京都市在住。
VIDEO
KAIRUI
VIDEO
名古屋を拠点とする作曲家。 HIPHOPを出発点とし、取り替え不可能なニューエイジビートを作る。 2022年「whispering jewels」2LPをリリース。 2021年「GOOPY DRY REMIXES」を発売。 2019年 mini Album「sabo」をリリース。 2017年、AUN muteよりFull Album「pessim」をリリース。 2018年、東京, 六本木の"21_21 DESIGN SIGHT"で開催された 「都市写真-ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」 では Takcomのインスタレーションにてサウンドデザインを担当。 平原慎太郎主催のOrganworksによる舞台作品「ひび割れの鼓動」の舞台音楽を担当。 過去2度に渡るBoiler Roomの出演。
VIDEO
SUGAI KEN
日本の夜を彷彿とさせる独特なスタイルを軸に、国内の様々な俚伝をギミカルに電化させるトラックメイカー。 2017年作「不浮不埋 UkabazUmorezU」が国際的な評価(Pitchfork等)を獲得。 日本屈指のレーベル〈EM Records〉からの作品「如の夜庭 Garden in the Night (An Electronic Re-creation)」により世界中のコアなリスナーに認知され、LOS APSON?の年間チャートでは度々作品がランクインし、Fabriclive(UK)への楽曲提供も行った。 一昨年、DisclosureのBoiler RoomでのDJ setにて楽曲が使用されるなど、世界中のwebラジオで楽曲が使用されており、Solid Steel(Ninjatune)シリーズにおいてはRob Boothを唸らせる奇特なDJ mixを提供。 2018年EUツアーでは、Cafe OTO(UK)公演がsold outになる等、注目度の高さをうかがわせ、全13公演(6ヶ国)にてその独自性を遺憾なく発揮。翌年のEUツアーもBerghainを皮切りに、Tim Heckerとの2マン公演など、7ヶ国に渡って全9公演を行った(2020年に企画されていた3度目のEUツアーはコロナ渦の為に延期)。現在、国内外からの依頼多数により複数のリリースを控えている。 個人の活動と並行し、日本国内のコアな郷土芸能アーカイヴプロジェクトに複数携わる他、草加健康センターやPOLAの音源制作にも携わる等、亜種な活動を兀兀と継続中。 尚、印象的なそのアーティスト写真は、本人が重要視する「窶し」という日本の感覚に沿って自身を老人化させたモノ。
VIDEO
2020年に活動開始。2021年に初のフルアルバム『bluespring』をbandcampでリリースし、各方面で話題となる。2022年にMaltine Recordsより『town without sky』をリリース。<K/A/T/O MASSACRE>など現場でのDJ活動も行い、コンピレーションへの参加やシングル『fictitious』のリリース、『dj newtown - 2005 REMIXES』への参加など、精力的に活動中。
VIDEO
Luna Woelle
riria
みんなのきもち
Ryutaro Kobayashi
Ryunosuke Ito
Sui
羽香
太郎
トーゴーナギサ
代々木祭
PERSONAL CLUβ