アントニオ・ロウレイロ&ハファエル・マルチニと長谷川白紙。
革新的なサウンドで新時代を切り拓く2組による、一夜限りの刺激的な邂逅が実現。
21世紀のブラジル・ミナス/南米シーンをリードする若きアイコンであり、カート・ローゼンウィンケル作品への参加やアート・リンゼイ、ルイス・コールをはじめとする数々のミュージシャンとの共演など世界的に活躍する「アントニオ・ロウレイロ」。
同じく現代ミナスシーンを代表するコンポーザー、シンガー、鍵盤およびマルチ奏者で、オーケストラ編成を含む意欲的なリーダー作群のリリース、そして同シーンで最も多忙な編曲家でもある「ハファエル・マルチニ」の最強タッグ、「アントニオ・ロウレイロ&ハファエル・マルチニ」。
そして、その音楽的影響源のひとつとしてアントニオ・ロウレイロの名前を挙げ、ジャズ、エレクトロニカ、現代音楽など幅広い領域からの膨大なインプットを、エクスペリメンタルでいてポップな圧倒的ユニークなサウンドへと昇華する長谷川白紙。ポーター・ロビンソンのオンラインフェス『Secret Sky 2020』や、フライング・ロータスによるストリーミング番組『THE HIT』へ招聘されるなど、その音楽は国内のみならずグローバルのアーティストやリスナーへも衝撃を与えている。
3者/2組が邂逅する刺激的な一晩を見逃さないでほしい。
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Antonio Loureiro & Rafael Martini
(アントニオ・ロウレイロ&ハファエル・マルチニ)
現代ブラジル/南米音楽の新潮流を代表する二つの才能。
マルチ奏者・シンガー・コンポーザーとして、新時代のミナスから世界に衝撃を与えてきた二人による最強タッグ。
Antonio Loureiro
アントニオ・ロウレイロは、ピアノ、ドラムス、ヴィブラフォンほか10種類近い楽器を自ら演奏するマルチ奏者・シンガー・コンポーザー。
<ソング>と<インストゥルメンタル>が有機的に絡み合う革新的なサウンドで21世紀のミナス/南米シーンをリードする若きアイコン。
2000年より主にドラマーとして、プロのキャリアを開始。トニーニョ・オルタをはじめ多数の作品やライブに参加。
2010年に初のソロ・アルバム『Antonio Loureiro』を発表。
ミュージックマガジン誌「ベストアルバム2010」にて高橋健太郎氏(音楽評論家)により1位に選出されるなど、日本でも話題に。
2012年、2ndアルバム『ソー』(NRT, NKCD-1005)を発表。自身で10種類近くの楽器を演奏し、歌と器楽の垣根を取り払う革新的なサウンドで話題に。
ジャズやロック・リスナーからも大きな注目を集め、ブラジル音楽シーンにおける近年最大のヒット作のひとつともなった。
2013年の初来日時には芳垣安洋、鈴木正人、佐藤芳明とのバンド編成による東京公演を行い、アルバム『In Tokyo』として後にリリース。
2015年、くるり主催のフェスティバル「京都音楽博覧会」の招聘で再来日。1万人以上の観衆を前に行ったソロパフォーマンスは語り草に。
2017年、ジャズギター界の "皇帝" カート・ローゼンウィンケルの代表作的傑作『Caipi』に参加、共作曲を提供。日本を含む全世界でのツアーを行った。
2019年、ピアノ音楽祭「ザ・ピアノエラ2019」の招聘により再来日。
マイク・モレーノほかNYジャズの精鋭たちとの共演をはじめ、アート・リンゼイ、ルイス・コール、アカ・セカ・トリオ、ウーゴ・ファットルーソなど国籍を超えた共演歴は、その音楽のスケールとユニークさを証明している。
共演アルバムにヴァイオリン奏者ヒカルド・ヘルスとのアルバム『Herz e Loureiro』、ピアノ奏者アンドレ・メマーリとの『MehmariLoureiro duo』、
ハファエル・マルチニとの共作『Ressonância』等があるほか、プロデューサーとしても多くの参加作品がある。
ソロ最新作『Livre』、『ソー』の2作品がミュージック・マガジン誌特集「ブラジル音楽オールタイム・アルバム・ベスト100」に選出されるなど、いま最も動向が注目されるアーティストの一人。
https://www.instagram.com/antonioloureiromusic/
Rafael Martini
ハファエル・マルチニは、ミナスの新しい世代を代表するコンポーザー、シンガー、鍵盤および弦楽器奏者。
ミナスジェライス州とブラジルの新しい現代作品の多くで音楽家、編曲家、プロデューサーとして活動を続けている。
当シーンで最も多忙な編曲家の一人。
2017年からはエグベルト・ジスモンチのグループの一員としても公演を行っている。
2012年発表のリーダー作『Motivo』は、ミナス風の楽曲と現代ジャズ/オルタナティヴを通過したハイレベルな器楽演奏、ショーロ等の伝統音楽と室内楽的サウンドを融合させた作品で、ブラジル器楽シーンに新しい可能性を拓いた金字塔的傑作。
2017年、自身のスモールコンボ+ベネズエラ・シンフォニー・オーケストラによる交響楽作品『Suíte Onírica』をリリース。
同年にはアレシャンドリ・アンドレスとの共作による『Haru』をリリース、デュオでの日本ツアーも行う。
2020年のアルバム『Vórtice』、ソロ最新作となる『Martelo』を2022年リリース。
プロデュースやアレンジを手掛けた作品も多数。
https://www.instagram.com/rafael_martini_/
長谷川白紙(はせがわはくし)
1998年生まれ、音楽家。2016年頃よりSoundCloudなどで作品を公開し、18年12月10代最後にEP『草木萌動』でCDデビュー。19年11月に1st AL『エアにに』、20年5月弾き語りカバー集『夢の骨が襲いかかる!』を発表。知的好奇心に深く作用するエクスペリメンタルな音楽性ながら、ポップ・ミュージックの肉感にも直結した衝撃的なそのサウンドは、新たな時代の幕開けを感じさせるものに。