都内を巡る多様な母艦FLATTOPがダンス・フロアを追求すべく、UKの名物フェスFreerotationのレジデントTom Ellis、悪魔の沼のDr.NishimuraとAwano等をゲストに迎え、アンビエントの沼からミニマルの深みへと誘うコンセプチュアルな2フロアで、WWWβにて新年共に再スタート。
以下 FLATTOP より
"FLATTOP"は2015年より様々なジャンル / 形態のアーティストを都内の様々な場所で航空母艦 (FLATTOP) に集めイベントを開催してきました。3年の間にFLATTOPを通して各地の色々な友達や新たな自分の居場所ができました。対外的なものとしてはOMSB, Hi'Spec, USOWAと始めたHIP HOPを軸としたレーベル〈GHPD〉GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーとのイベントBODY ODD等。その中で今後FLATTOPを通じて何を追求していくか、日々模索し出した1つの答えが、自分が傾倒している"ダンスミュージック/ダンスフロア"の可能性を追求していくラボとして"FLATTOP"を再定義するということです。
新たなスタートとして最初のパーティーを1月12日にWWWβで開催します。『蘆花』というタイトルのもとWWWβに"濁", "澄"という2つのフロアを設けました。フォーク、ブルース、ソウル、ジャズ、fファンク等様々な音楽を通じてダンスミュージックが生まれ、ダンスミュージックからニューウェイヴ、エクスペリメンタル、アンビエント等様々な音楽が生み出され互いに刷新されていくように、フリーフォームな音楽が流れる "濁 Floor" と、そこを通過した先に存在する "澄Floor" という名のダンスフロアとが共鳴する。サウンドシステムを導入し、過去のFLATTOPでも共に空間を作ってきた"佐藤 円"が各フロアの空間を演出します。
2つのフロア、全出演者が主役です。初めてFLATTOPを開催したのもWWWでした。またこの地から新しいスタートが出来ることが嬉しいです" (YELLOWUHURU)
簡単にゲストアクトの紹介をいたします。
【澄 Floor】
Tom Ellis : UKのFreerotation Festivalのコアメンバーであり"In Modo Di"のレーベルオーナー。様々なレーベルから長年コンスタントに出される彼の作品は決してアンセムではない。世界のDJがフロアを機能させる必要不可欠なツールとして、あるゆるクラブで人々を躍らせてきた。そんな彼が自身の音源のみで構成したミックスは、彼のいぶし銀な楽曲達が1時間弱のアンセムに変身を遂げることを証明していた。
RYOSUKE : プレイは勿論、DJとしての姿勢 / 姿、その全てが尊く美しい。今年8月に大阪の女流ペインター "UC EAST" がClub STOMPで開催したパーティー『純』でのプレイを聴いた時、産み出されるミニマルなグルーヴに踊ることへの歓喜を覚えた。
【濁 Floor】
Dr.Nishimura & Awano : 唯一無二の国産グルーヴで人々を底なし沼に誘う "悪魔の沼" (Compuma, Dr.Nishimura, Awano)のメンバーでもある2人。様々なレコード店を渡り歩き、ドロ沼からイタロまでを自由に操る "Dr.Nishimura"、"悪魔の沼"の首謀者であり、様々なミックス方法で新たな世界へ強引に連れてく "AWANO"。酸いも甘いも知り尽くした2人が3時間、独自の解釈でアンビエント/エクスペリメンタルな世界を創り上げる。
wagot : 存在自体が異質であり魅力的である。"AKIRAM EN" 率いるディープ・リスニング・イベントidealaのメンバーであり、自身でもsinktankというパーティーを主宰する。本パーティーでは唯一のライブ。生楽器を使ったアクトを1つ投入したいと考えた時、真っ先に "wagot" の名が浮かんだ。
CHANCE : 浅草の秘密基地 "Sound Bar Pure's" を中心に活動する知る人ぞ知る人系のDJ。誰とも似ていない独自のエクスペリメンタル・セットを披露したかと思えば、次のDJではファンク、ディスコでダンスフロアを創り上げる魔法使い。彼が主催するパーティー名が "SHUTTERCHANCE" と知った時、更に好きになった。
Tom Ellis [Freerotation / In Modo Di / UK]
Freerotationのレジデントとコア・メンバーであり、2003年からファンクとジャズにインパイアされたハウス/テクノを多数リリース、若い頃からドラム、ベース、キーボード、ギターなど、ミュージシャンとしての経験を下地に仄かに奇妙でミニマルな作品で様々なDJにプレイされ、定番となっている。ディスコグラフィーは多岐に渡り数々の作品を発表、2015年にFreerotationの友人やレジデントとのライブ・コラボレーションを行い、自身のレーベル〈In Modo Di〉を立ち上げる。
https://soundcloud.com/tomellis
RYOSUKE
95年にDJとして活動を開始。テクノを中心としたプレイで-MAXIMUM JOY-や、MANIAC LOVEでのDJ SHUFFULEMASTERとの-HOUSEDUST-でレギュラーを務め、数々の海外トップDJのサポートを経験。 2001年には地元千葉でDJ NOBUらとハードコア・アンダーグラウンド・パーティー-FUTURE TERROR-を立ち上げを経て、現在-Lobustとlunchwithaddict-を主宰。 MIX CD『Future Terror Unknown Mix Series Vol.2』、KABUTOとのスピリットミックスCD 『PASTE OF TIME』VOL.1,2をリリース。
https://www.facebook.com/ryosuke.kanauchi
YELLOWUHURU [FLATTOP]
根底にダンスを抱えながら電子音と生音を有機的に混ぜる男。
2015年8月31日 渋谷WWWにてFLATTOP開始
2017年12月 OMSB / USOWA / Hi'Specと共に〈GHPD〉(Gami Holla Production Developement)開始
2018年 LANQUIDITY (YELLOWUHURU / Igaxx / CICA / Akey)を結成
2018年5月 〈GHPD〉よりターンテーブル3台1発録りをテーマにしたMix-CD『T.3.T』を発売
https://soundcloud.com/yellowuhuru
Dr.Nishimura (悪魔の沼)
オンライン・レコードショップSunline Records主宰。その" Dr " なる敬称は、20年間に渡り、Barong、Cisco House Shop、Jet Setといった有力レコードショップのバイヤーを歴任してきた事で培った豊富な音楽知識と、日本全国のDJに最新のサウンドを提供し続けた事に由来する。
Chee Shimizu、Jonny Nash、Zeckyから成るユニットDISCOSSESSIONとしては、日本でいち早くイタロ、コズミックといった欧州深奥部のディスコを再定義したサウンドを展開し、バレアリック再考に先鞭を付け、世界的に注目を浴びる。その経験と知識に裏付けられた新旧問わずの選曲と安定したプレイは、瀧見憲司、Daniel Wang、DJ Cosmo、Lovefingers、Todd Terje、Beppe Lodaといった名だたる共演アーティスト達からも賞賛を浴びている。近年は下北沢「More」を拠点とした不定期パーティー「悪魔の沼」をCOMPUMA、AWANOと共に展開中。その実験的ソニックエンターテインメントに中毒者を増やし続けている。2018年7月からは渋谷の名店Lighthouse Recordsに籍を置き、またしても世界のグッとくる新譜を紹介中。
AWANO (悪魔の沼)
DJ歴二十数年。2much crew周辺。ディスコ好きをこじらせた独特のスタイルに、誰が呼んだか"代田橋のハーヴィー"との異名を頂戴したこともある。 都内をメインに全国の様々なスポットでDJを経験、現在は下北沢MOREを中心に活動中。 これまでにMIX CD "Standing Room Only 002"、"Standing Room Only 007"をリリース。 COMPUMA、Dr.Nishimuraとの悪魔の沼クルーとしても不定期に活動、 バーからフェスまで沼メイクをぬんまり模索中。沼の発起人。
wagot
譫言。静かに深く刺す音の為のプロジェクト。ギター等の楽器を使って浮遊する音塊を研ぎ、打ち付ける。様々なグループ、アーティストと共演、ドラマー近田和久とのduo"kaiyu"などのプロジェクトもある。主にforestlimitにて'sinktank'というパーティの主催。
https://soundcloud.com/ryo-togawa
CHANCE [SHUTTERCHANCE]
浅草pure's でレギュラー開催されていた、"BANANATICOCO"を皮切りにDJを開始。以降、浅草pure's や幡ヶ谷forestlimit などでマイペースに活動中。DJでは舞踏と非舞踏の狭間を模索している。
riku [FLATTOP]
1997年生まれ。周囲の影響から黒いグルーヴに感化され、DJを始める。ルーツとなるブラックミュージック特有の拡がりから着想を経て、次第にその方向を自分の内的部分へと移していき、記号化されない音を出すことを信条としている。現在奇数月の第三火曜日に青山のzeroで「私をディスコに連れてって」を主催している他、都内を中心に活動