坂口恭平です。ぼくは音楽家という自覚があるのかどうかはよくわからないんですが、
ときどき、ウタが出てきます。言葉と音と一緒にウタとなって出てきます。
平安時代は赤ん坊のよくわからん言葉を「ものがたり」と言っていたようですが、
ぼくのウタもそのよくわからん「ものがたり」に近いものかもしれません。
ぼくはときどき現実にいるのがよくわからんくなります。
現実がキャンプみたいに見えます。
毎日昼間でもキャンプファイヤーしているような気持ちで現実を歩いているのかしれません。
だから火を囲んでいるわけでもないのに、ウタがうまれるのかもしれません。
そんなウタを現(うつつ)のお宿である渋谷WWWで歌おうと思います。
みなさん、化け物になったような気分でお越しください。
素敵な音楽家のなかまたちもこの日ばかりは集まってくれるようです。
うれしいかぎりです。
楽しい夜にしましょう。