出演:
あがた森魚+WORLD STANDARD
鈴木惣一朗(E.G, A.G, Mand, Dr, Perc, Chorus)
安宅浩司 (E.G, A.G, Banj, Pedal Steel, Chorus)
伊賀 航(Cb, E.B, Deep Impact)
田中佑司(Key, Vib, Pianica, Dr, Perc, Chorus)
他
"浦島三部作"(14年『浦島64』、15年『浦島 65BC』『浦島 65XX』)に続く新境地!
サウンド・プロデューサーに鈴木惣一朗(WORLD STANDARD)を迎えた2016年、最進形のあがた森魚サウンドが誕生しました。
本公演は、京都磔磔、名古屋Tokuzoでの『近代ロック』弾き語りツアーに続くスペシャルライブで、鈴木惣一朗率いるWORLD STANDARD他、レコーディングに参加したミュージシャンが集結する、スペシャルライブとなります。
【CDリリース情報】
あがた森魚『近代ロック』
過去でも未来でもない近代と銀河と音楽と......
僕らを取り巻く宇宙は、近未来でも近過去でもなく、結局は〝近代銀河〟としか認識できないのではないか......
つまり、天体観測も宇宙旅行も希望に満ちた未来探しのようだけれど、 実は僕らが見ているのは、光速で届くやや過ぎ去った現像で、それを僕らは現在形の出来事として認識し、そこに思いを馳せたり夢を抱いたりしてるのだという、実に単純なことだ。
太陽や太陽系、ケンタウルスや銀河系、そしてそれらを包む宇宙の虚空から受けている恩恵や啓示に、 感謝と愛情を込めて返したい。
そんな気持ちでつくりあげたのが、この一枚だ。――あがた森魚
「1年1枚ニューアルバム」という、あがた森魚の2010年代計画も折り返し。昨年は、浦島三部作(14年『浦島64』、15年『浦島 65BC』『浦島 65XX』)の完結で、自身の音楽の原点であるフィル・スペクターとボブ・ディランに〝サヨナラ〟し、新たなスタート地点に立ったわけだが、そこに待ち受けていたのは、サウンド・プロデューサー鈴木惣一朗との15年ぶりの再会だった(2001年『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』)。
今なお、ロックとは何か、ポップスとは何かと、つねに模索しながら、あがたのいう「あなた」に向けて、曲を作り、歌いつづける。その創作活動における精神的なタフネスは「15年経って、むしろパワーアップしています」と鈴木が語るように、あがた森魚の詩歌の世界はまた一歩飛躍したようだ。そこで描かれる音楽世界は、一言でいえば、新しくも懐かしい響きに満ちている。昨年まで窪田晴男とともにつくりあげた「浦島」シリーズの延長線上にあることを感じさせつつも、もはや超のつくベテランとなった鈴木惣一朗による超絶技巧なアレンジにより、全く異なる位相へと展開される。こうした表現こそが、あがたのいう近代=モダニティへの郷愁、愛着であると同時に、ロック=近代とは何かを示すひとつの解なのだろう。
だからといって、シリアスで悲哀に満ちた懐古趣味的な作品にまとまったわけではなく、むしろ全く逆で、一度聴いたらつい一緒に口ずさんでしまうような、陽気で朗らか、メロディアスなポップサウンドだ。その軽快さは、「いくつになっても遊んでいたい」というあがたの真剣勝負の遊びと無邪気さであり、来年45周年を迎える意気込みを感じさせる仕上がりだ。次は何をやってくれるのだろうという期待もまた膨らむ。
このアルバムは、世代も世界も、そのルーツを辿るのが困難なまでに混淆一体となって完成されたひとつの音楽世界とも言えるだろう。年齢、性別、国籍等々を問わず誰しも、聴いたらそこにきっと、自分(=あなた)が見つかるはずだ。
レーベル:BRIDGE-inc./Qpola Purple Hz
品番:BRIDGE244
JAN:4582237836080
税抜き:3000円
フォーマット:CD
発売日:2016/11/16
プロデュース/作詞/作曲:あがた森魚
サウンド・プロデュース:鈴木惣一朗(WORLD STANDARD)
参加ミュージシャン:WORLD STANDARD
鈴木惣一朗(E.G, A.G, Mand, Dr, Perc, Chorus)
安宅浩司 (E.G, A.G, Banj, Pedal Steel, Chorus)
伊賀 航(Cb, E.B, Deep Impact)
田中佑司(Key, Vib, Pianica, Dr, Perc, Chorus)
他
◎あがた森魚 プロフィール:
1948年、北海道生まれ。72年、デビュー曲「赤色エレジー」のヒットで一躍時代の寵児となる。
20世紀の大衆文化を彷彿とさせる独自の世界観を表現した音楽・映像作品は、長年多くのファンを魅了している。映画監督、俳優、文筆家としても活躍。
現在も全国で精力的にライヴを展開し、2010年代は毎年アルバムを発表し続け、直近では"浦島三部作"(14年『浦島64』、15年『浦島 65 BC』『浦島 65 XX』)を連続リリース。