おかげさまで8回目!
世界のワールドミュージック&カルチャーのキョーレツなバイブレーションを一挙に浴びまくる二日間。
from the world→nanto city, toyama→tokyo
LINDIGO ランディゴ (Reunion Island レユニオン島)
ランディゴの音楽は、インド洋の「黒いグルーヴ」「原始的なファンク」と称される。インド洋に浮かぶレユニオン島は、アフリカ~アジア~アラブの文化が混じり合ったクレオール文化の島としても知られる。彼らの音楽は、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されている伝統音楽のマロヤをベースにしていて、そこに西アフリカの弦楽器やアフロビートの要素も取り入れ、その伝統的かつアップデートされたグルーヴは、ライヴで最高潮に達する。ヨーロッパや南米そしてアジアでのツアーによって、世界的に最も注目されているレユニオン島のアーティストで、2012年にはフジロックにも出演。グループ名は、二日酔いや食欲増進に効くとされる薬草の名前からとられている。最新作ではキューバの伝説のグループとも共演して、さらにそのグルーヴが深化。リーダーであるオリヴィエのカリスマティックなパフォーマンスも必見!
TOOTARD トゥートアルジ (The Golan Height / ゴラン高原)
シリアとイスラエルの国境に位置するゴラン高原は、国際社会の批判を受けながらもイスラエルが長年に渡り占拠を続けている地域。その地に元々住んでいたムスリムたちは国籍を持たぬまま小さな村落で暮らしている。そうした村落のひとつ、マジダル・シャムスを拠点とするトゥートアルジはレゲエ・バンドとして活動を始め、現地で大きな人気を得た。さらに世界デビュー盤『レセ・パセ〜国籍なき者たちの通行許可証』では〈砂漠のブルース〉を大胆に取り入れたミクスチュア・サウンドを披露。レゲエにロック、アラブ音楽やジャズも取り込んだ強靭なバンド・サウンドにのせ、一度も足を入れたことのない祖国への思いをアラビア語で歌う。