Azymuth、9年ぶりとなるニューアルバム『Marca Passo」を発表!
同胞のシンガー、サブリナ・マリェイロスを迎え、日本では貴重なスタンディングでのライブパフォーマンスが実現!
50年を超えるキャリアの中でジャズ・ファンク、サンバ、そして宇宙的なエネルギーを融合させたスリリングなスタイル「サンバ・ドイド(samba doido)」を切り開いた伝説的ブラジル人トリオ Azymuth(アジムス)。
Milestone時代の名作『Light as a Feather』でクロスオーバーなヒットを量産し、ジャズやファンクに留まらず、今めなお世界中のダンスフロアやDJセットで鳴り響いている。2012年にキーボーディストのジョゼ・ホベルト・ベルトラーミ、2023年4月にドラマーのイヴァン・コンチが逝去した後も、アレックス・マリュイロスはベンドの精神を力強く守り続け、アルバム『Fenix」を共作したキーボーディストのキコ・コンチネンチーノ、そしてマルコス・ヴァーリのバンド出身のドラマー、ヘナート"マッサ"カルモンを迎え、彼らの音楽的遺産を継承。
そして9年ぶりとなるニューアルバム「Marca Passo」を発表。来日公演では珍しいスタンディングでのライブパフォーマンスが実現。さらにマリェイロスの実娘でもあるサブリナ・マリェイロスの出演も決定。WWW Xのサウンドシステムで浴びる表現主義的なファンク、宇宙的な即興演奏、完璧なミュージシャンシップが渾然一体となったライブを体感せよ。
Alex Malheiros (アレックス・マリェイロス) - Bass Guitar
Kiko Continentino (キコ・コンチネンチーノ) - Keyboards
Renato Massa (ヘナート・マッサ) - Drums
アジムス(Azymuth)
ジャズ・ファンク、サンバ、そして宇宙的なエネルギーを融合させたスリリングなスタイル「サンバ・ドイド(samba doido)」を切り開いた伝説的ブラジル人トリオ Azymuth(アジムス)は、1973年にリオデジャネイロで結成。50年を超えるキャリアの中で、アジムスは30枚以上のスタジオアルバムを制作。特にMilestone時代の名作『Light as a Feather』(1979年)はクロスオーバーの成功を収め、収録曲「Jazz Carnival」は1980年に全英シングルチャートで19位にランクインするなど、世界的な評価を獲得。彼らの影響力はジャズやファンクにとどまらず、4ヒーロー、マッドリブ、ジャザノヴァとのコラボレーションや、セオ・パリッシュ、ロン・トレント、ダニエル・マウニックらによるリミックスを通じて、海外のエレクトロニック・シーンにも広がり、今もなお世界中のダンスフロアやDJセットで鳴り響いている。2012年にキーボーディストのジョゼ・ホベルト・ベルトラーミ、2023年4月にドラマーのイヴァン・コンチが逝去した後も、アレックス・マリェイロスはバンドの精神を力強く守り続け、2016年の高評価アルバム『Fênix』を共作したキーボーディストのキコ・コンチネンチーノ、そしてマルコス・ヴァーリのバンド出身のドラマー、ヘナート "マッサ" カルモンを迎え、彼らの音楽的遺産を継承。そして2025年、アジムスは『Marca Passo』を発表。マリェイロスのリーダーシップの下、新たな重要な章を示す作品となった本作は、彼らの代名詞ともいえるサンバ・ファンクのグルーヴに新鮮なエレクトロニックな質感を融合させ、サンバ・ドイドのルーツと近年のコラボレーターたちが築いてきたアンビエント/エレクトロニックな音世界を同時に取り込んだ作品となっている。ステージ上でのアジムスは今なお圧倒的な音楽的存在感を放ち、表現主義的なファンク、宇宙的な即興演奏、完璧なミュージシャンシップが渾然一体となったライブは、"世界最高の三人組オーケストラ"という称号を裏付けており、ルーツに忠実でありながら、常に新しい作品ごとに進化し続けるアジムスの歩み――サンバ・ドイドの先駆者からグローバル・エレクトロニックのアンバサダーへ――その深さと持続力は比類ない。
サブリナ・マリェイロス(Sabrina Malheiros)
サブリナ・マリェイロスは、現代ブラジルを代表する個性的なシンガーのひとり。1979年、リオデジャネイロ生まれ。ブラジリアン・ジャズファンクの先駆者であり、アジムスのベーシスト/ギタリストであるアレックス・マリェイロスを父に持ち、幼少期から音楽に囲まれて育つ。6歳でピアノを習い始め、7歳には父の作品でボーカル録音を行うなど、そのルーツは非常に深く、2005年にFar Out Recordingsから発表したデビュー作『Equilibria』を発表。サブリナ自身が作曲に参加し、プロデューサーのダニエル・マウニックと共に制作された同作は、リズムの洗練と親密なリリックを兼ね備えた彼女独自のスタイルを確立。続く『New Morning』(2008年)と『Dreaming』(2011年)では、ブラジル音楽界の巨匠アルトゥール・ヴェロカイによるアレンジや、リオとロンドン双方のトップミュージシャンの参加により、さらにその美学を深め、「伝統を守りつつ革新を続ける」ブラジル女性歌手の系譜を継ぐ存在としての評価を得る。2017年のアルバム『Clareia』は、彼女のキャリアにおける大きなハイライトとして、ディスコ、サンバ・ジャズ、オーケストラル・ソウルを融合。再びマウニックとタッグを組み、キコ・コンチネンチーノ、レオ・ガンデルマン、そして父アレックスらと共に制作された同作は、リオの音楽DNAを色濃く残しながらも国際的で時代を超えたサウンドを展開。プロデューサーとのコラボレーション、オーケストラとの共演、自身のバンドを率いたライブ----そのどの場面においても、サブリナ・マリェイロスは「ブラジル音楽の過去と未来をつなぐ、世界的な対話の最前線」に立ち続けている。