キセルとGofish、初めての2マンが実現
キセルとGofish。
互いに、人の生きる世界への深い洞察力から紡ぎだされる詩世界と、
抑制されたリズムの中に内包される熱、静けさ、豊かで無二の旋律と和声を持つ、稀有な存在。
今年結成19周年を迎える辻村豪文と辻村友晴による兄弟ユニット「キセル」は、昨年3年ぶり8枚目のフルアルバム『The Blue Hour』を発表。キセルにしか表せない懐かしく普遍的な音楽は作品毎に深化を遂げ、けれど常に軽やかで新鮮。2度の日比谷野外音楽堂でのワンマンライブを経た昨今のライブは、多彩な音楽的ルーツの見え隠れする楽曲の魅力を更に広げるアレンジと、サイケデリックさすら匂い立つサウンドがオーディエンスを一息に引きこむマジカルさ。
ハードコア・バンドNICE VIEWのボーカル&ギターとしても知られるテライショウタのソロ・プロジェクト「Gofish」は今年1月に通算5枚目のニューアルバム『燐光』を発表。7分を越える収録曲「肺」に代表される、類い稀な詩と和声の出会いが強い印象を残す傑作アルバムに。作品には先日の日本ツアーが各地大盛況で幕を閉じた韓国のシンガーソングライター、イ・ランも駆けつけて歌声を寄せています。6月6日はコントラバスに稲田誠(BRAZIL、DODDODOバンドほか)、チェロに黒田誠二郎(ゆすらご、ex 細胞文学)を迎えたトリオ編成でのライブ。
初夏の兆しに胸開く頃、聴く者に忘れ得ぬ音楽体験を刻む二組の、初めての2マンが実現します。
主催・企画制作:WWW
辻村豪文と辻村友晴による兄弟ユニット。カセットMTR、リズムボックス、サンプラー、ミュージカル ソウ等を使用しつつ、浮遊感あふれる独自のファンタジックな音楽を展開中。スピードスター在籍時に4枚のフルアルバム、2006年12月のカクバリズム移籍後も、「magic hour」「凪」「SUKIMA MUSICS」「明るい幻」など、アルバムと10インチレコードやライブ会場限定のEPなど精力的にリリース。どの作品も多くの音楽好きを唸らす名盤となっており、ロングセラーを続けている。毎年の大型野外フェスへの出演や、フランス・韓国・台湾でのライブ、ジェシ・ハリスとの全国ツアー、そして恒例のワンマンライブをリキッドルームや赤坂ブリッツ、日比谷野音などで行っている。昨年12月に最新作である8枚目のフルアルバム「The Blue Hour」をリリースした素敵な2人組である。
Gofish(ゴーフィッシュ)
名古屋を拠点に活動するテライショウタのソロ・プロジェクト。コントラバスに稲田誠(BRAZIL、DODDODOバンドほか)、チェロに黒田誠二郎(ゆすらご、ex 細胞文学)を加えたトリオとしても活動。Gofish名義では今までに4枚のアルバムを発表しているが、サード・アルバム『とてもいいこと』以降、2018年1月にリリースする通算5枚めのニュー・アルバム『燐光』を含めて、この3人のアンサンブルを中心とした作品を発表している。2015年には柴田聡子との共作「Gofishトリオと柴田聡子」をリリース。以降、コンスタントにライブ活動を続けている。彼はまた結成から20 年を超えた日本屈指のハードコア・バンド、NICE VIEWのボーカル&ギターとしても知られ、ネス湖というミステリアスなグループの一員でもある。