カラフト・アイヌの伝統弦楽器『トンコリ』を現代に復活させたOKIが率いるDub Ainu Band。電化したトンコリをベースとドラムで強靭に補強したヘヴィなライブサウンドに、アイヌに歌い継がれるウポポ(歌) の伝承曲やリムセ(踊り)、アフログルーヴ、レゲエ、ロック等が混在した越境DUBサウンドで人気を博す。主に海外フェスでのライブ実績を重ね、アルバム「OKI DUB AINU BAND」(06年)のリリースを機に日本上陸。これまで世界最大規模のワールドミュージック・フェスとして知られるWOMADをはじめアジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地をツアーし、また日本国内でもFUJI ROCK を始め、数多くのフェスに出演している。そして2010年7月にはアルバム「サハリン・ロック」を発表し、国内でのツアーのほか台湾、ネパール、ロシアで公演。2011年春にはOKIx内田直之による同タイトルのダブミックス作「Himalayan Dub」をひっさげ全国13カ所でツアー。また、ランキン・タクシーとのコラボ曲『誰にも見えない、匂いもない 2011』をDIY HEART(東日本大震災 義援金募集プロジェクト)で限定リリース。2016年3月には5年ぶりのニューアルバム「ウタリズム」を発表。同年11月にダブ・ミックス4曲をプラスした2枚組レコードを発売し、全国15か所を巡る「UTARHYTHM」発売記念ツアーを行い大盛況を収める。
2017年3月にはオーストラリアで開催の" WOMADelaide "、"Brunswick Music Festival"に出演決定!
メンバーはOKI(Vocal/Tonkori)、居壁 太(Vocal/Tonkori)、沼澤 尚(Drums)、中條 卓(Bass)、HAKASE-SUN(Keyboards)、内田直之(Recording&Mixing)。
松永耕一、1968年熊本生まれ。ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ男組のメンバーを経て、 DJとしては国内外の数多くのアーティ ストDJ達との共演やサポートを経ながら、日本全国の個性溢れるさまざまな場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTからMIXCDの新たな提案を試みたサウンドスケープなミックス『Something In The Air』シリーズなど意欲作も多数。一方で、長年にわたるレコードCDバイヤーとして培った経験から、BGMをテーマに選曲したコンピレーションCD『Soup Stock Tokyoの音楽』、タワーレコードの配信プロジェクト、タワレボでのレギュラー番組「Backgroud Music」など、音と音楽にまつわる様々なシーンで幅広く活動している。2015年9月、京都の老舗茶問屋、宇治香園創業150年記念として KIRIHITOの竹久圏をフィーチャーした初のソロCD「SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-」を、続いて11月にはリコンストラクトを手掛けた12インチEP「Compuma meets Haku」をリリースした。今年1月には映画「バンコクナイツ」のem recordトリビュート・リリース第二弾として、stilichimiya「バンコクナイツ(COMPUMA Remix)を収録した12インチ・アナログ盤が発売予定となっている。
海のむこうの「ここではないどこか」への憧憬を食、酒、音に籠めるスパイスユニット