【速報】11/30に開催する渋谷WWWでのソロワンマン公演『S C P』まで1ヶ月となった蓮沼執太への直前インタビューが公開されました!
ーーこの秋も活発ですね。六本木アートナイト2024での蓮沼執太フィル、チーム、そしてDESIGN TOUCH2024でのセッションという3つのライブ、さらにはU-zhaanさんや灰野敬二さんとのコラボレーション・ライブ、神戸にあるスペースVAGUE KOBEでソロアルバム『unpeople』の展覧会、21_21 DESIGN SIGHTでのグループ展『ゴミうんち展』に参加、TOKYO NODOで開催するミュージック・ミュージアム『MUUUSE』での楽曲制作、さらには映画のサントラを3本制作している、とお聞きしました。お身体、大丈夫ですか?
夏にNHK FMのラジオ特番『オトたのしい』でゲストの横尾忠則さんとお話している時に「僕の芸術はアスリートのようなものなんです。考える時間は無いからこそ出来る創作がある。」と仰っていたのですが、その言葉が自分にすごく響いてしまっていて。全部バラバラなクリエーションに向かって、自分の肉体で創作をしていくんだ!という姿勢です。考えに支配されないように身体と向き合う感じというか。
ーー肉体...。あまり体育会系には見えませんけどね。そうなんですね。では、本日は、蓮沼さんの色々な出来事が続いているので、あらためてご自身の公演『S C P』に関してお話しを伺わせてください。
はい。よろしくお願いします。
ーーまずは、タイトルが変わってますよね?大文字で「S」「C」「P」となっています。それぞれの文字の間にスペースがあったりと、これは何かの頭文字などですか?
鋭いです、その通り!「S」がSing、「C」がClub、「P」がPiano を意味しています。
自分の活動は、まずソロの『unpeople』で作った世界観があり、セッションでは歌ものを多くやったりフィルで行うような合奏もあり、U-zhaanや灰野さんと行うパフォーマンスもある。さらに、作品の展示もしたり、映画劇伴もあったりと、音楽活動を絵の具のように捉えると、パレットに並べられるようなさまざま色彩があるんですね。
その中で、過去にやっていたような音楽とこれからやりたい音楽の2つを接続したい気持ちがあって。その鍵となるのが、「歌」「クラブ」「ピアノ」の3つの手段なんです。どれもバラバラなジャンルであり、音楽の方法ではあるんですけど、自分自身が行うパフォーマンスだし、僕がいま一番ライブでやりたいことでもあります。
ーーおぉ、いきなり核心をつくお答えですね。パフォーマンスしたい内容が変わっていくのは、気持ちの変化がそうさせるのですか?
根本的に飽き性ではあるのですが、プロジェクトを徹底的に突き詰めて制作やパフォーマンスをするので、終わったあとにやり切った気持ちでいっぱいなんですね。そうすると、目線の先に新しい道が見え始めるんです(笑)。そこを少し歩き始めると、見たことがない景色が広がっていて、新しい旅がはじまってしまっている感じなんです。
ーーでは、その「新しい旅のはじまり」とも言える会になるのでしょうか?
新しい旅のはじまり、起点を、みんなで共有したいです、という気持ちはあります。今年Loraine Jamesが来日をして共演したのですが、Loraineが昔つくったエレクトロニカ的な楽曲のファンだと聞いて、あらためて立体音響でミックスしなおしたんです。そのクラブセットが自分にとっても新鮮で手応えがあったのと、単純に楽しかったんです。
ーーそれぞれのセットでは、新曲はあるんですか?
新曲を作っています!歌ものの新曲も作っていて楽しいですね。なんというか、『unpeople』があったから作れる歌もの、という感触があります。
ーーおぉ、新曲も!過去曲も多く演奏予定だとは思うのですが、公演の雰囲気がわかるような演目を教えてもらえたりできますか?
いま考えている予告セットリストをプレイリストにまとめてみました!こんな感じかなぁ、と思ってます。これらに新曲が足されるイメージでしょうか。
(Spotify)
ーーこの『S C P』が今後の蓮沼さんの音楽性を示す最初の一歩になることがわかりました。公演、楽しみにしています!
2024年11月30日(土)に渋谷WWWにて蓮沼執太のソロライブ「S C P」を開催します。
S C P とは、「Sing=歌もの」「Club=クラブセット」「Piano=ピアノソロ」の頭文字。この公演では、蓮沼執太がさまざまなアプローチで音楽演奏をする、これまでにないスペシャルなワンマンライブです。
【S】蓮沼執太フィルやアルバム『メロディーズ』など、様々なプロジェクトで制作されたボーカル楽曲、そして歌ものの新曲をトリオ編成で演奏します。
【C】Loraine Jamesの来日公演でも好評を得た、最新ソロアルバム『unpeople』の全国ツアーでの経験を活かした、立体音響の電子音によるクラブセット。
【P】これまで蓮沼執太の楽曲でも多く使われてきた蓮沼の原点とも言える楽器による貴重なピアノ・ソロ演奏。
さらに、ライブBGMやミックスのプレイリスト発表も活発に行う蓮沼執太によるDJも行われます。
蓮沼執太フィルやソロでの活動、展覧会、映画やパフォーマンスへの楽曲制作など、多方面で動き続ける「蓮沼執太のこれから」を、想起させる一夜になることでしょう。ぜひこの機会をお見逃しなく!
じっくりと歌ものを。 初期のエレクトロニカ的なクラブセットを。 最後にピアノ・ソロを。
これら音楽のジャンルは違えど、どれも僕の音楽。
一気に一夜で奏でます。
2024年締めのライブになるでしょう!
蓮沼執太