FEATURE

5月に歓喜のアンコール来日!楽聖・エルメート・パスコアールと愛弟子5人へインタビュー
INTERVIEW

5月に歓喜のアンコール来日!楽聖・エルメート・パスコアールと愛弟子5人へインタビュー

2018.03.04 UPDATE

 

2017年新春の大喝采に応え、楽聖・エルメート・パスコアールが愛弟子5人と共に歓喜のアンコール来日!

熊本、大阪、東京の前売チケットの売行き好調につき、5/13(日)@WWWXの公演が追加!

 

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昨年の6年半ぶりの来日公演が「宇宙が見えた」「歴史を観た」「既に今年のベストアクト候補」(まとめサイト)と絶賛された楽聖・エルメート・パスコアール。さらには、新作アルバムを3枚リリースし、世界中のミュージシャンにインスピレーションを与え続けるミュージシャンズ・ミュージシャン。

そんな彼が、愛弟子5人を率いて、熊本、大阪、東京をめぐる日本ツアーを行います。すでに全国各地の音楽好きの間では大きな噂となっているこのツアー。ツアー2ヶ月前にして、エルメートと愛弟子5人が、ツアーにかける意気込み、そして日本への想い、個々のプロジェクトについて語ってくれました。

なお、5/12(土)のWWWX公演の前売チケットの売行き好調につき、5/13(日)にWWWXにて追加公演が決定!計4日間となります。

 

熊本、大阪、東京公演の前売チケット好評発売中!

 

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音楽は決して色褪せません。

人間の精神同様、音楽はただ進化していくのです!

- エルメート・パスコアル -

 

Q.昨年1月の日本での滞在はいかがでしたか。また、日本の聴衆にどのような印象を持たれましたか。

 

エルメート・パスコアル(以下エ)

 日本での滞在はいつもすばらしいものです。日本のみなさんはすばらしく、音楽がいっそう輝きを見せてくれます!

 

Q.昨年はグループでの15年ぶりの新作"NO MUNDO DOS SONS"を発表されました。世界中の人々があなたの新作を心待ちにしていたと思います。この作品について教えてください。

 

エ)この新作をまさに世界中の人々が待ち望んでくれていました!この作品を通して、音楽はユニヴァーサルなもので、決して色褪せるものではないこと、世の中が商業的なものでなく、もっとクリエイティヴなものを必要としているということが証明されています。演奏するということはこの世で最も重要なことです。そのためにもみなさん、共に演奏しようではありませんか!

 

Q.この作品では様々な曲が多くのアーティストに捧げられています。エルメートさんにとってこれらのミュージシャンはどのような存在なのでしょうか。

 

エ)様々なミュージシャンに捧げていますが、次の作品でも曲を捧げる予定のミュージシャンがいます。私は彼らを音楽の兄弟と考えています。年を重ねることで、彼らを私の子どもたちのように考えるようになりました。彼らはすばらしいミュージシャンたちであり、私をよりいっそう幸せにしてくれています。

 

Q.この作品の他に、昨年はビッグバンドとの作品"NATUREZA UNIVERSAL"もリリースされました。また、1970年代の音源も発表されました。これらの作品について教えてください。

 

エ)ビッグバンドでの作品は、私がナイトクラブやパーティーなどで演奏していた時代と大きな関わりがあります。この時代に全ての影響があると言っても過言ではありません。現在の作品に加えて、この作品では私がずっと昔に作った曲もあります。けれども私がいつも言うように、音楽は決して色褪せません。人間の精神同様、音楽はただ進化していくのです!私はグループでの活動、そしてビッグバンドでの活動のどちらも大好きです。その反響はとても大きなもので、全ての曲を私一人が作りあげたとは信じてもらえないほど多くの人々が熱狂してくれています。

 

Q.あなたにとって現在のエルメート・パスコアルグループとはどのようなものですか。

 

エ)グループは、今までに発表された作品やあなた方のようなファンとともにすでに世界中に広がりを見せました。世界中の人々が私の提唱する"ムージカ ウニヴェルサル(ユニヴァーサルミュージック)"の一員となっているのです。演奏に参加していなくても、世界中の全ての人々がグループの一員だと私は考えています。これが世界中に広がっているという証です。

 

Q.グループに入るのには試験のようなものがあるのでしょうか。

 

エ)何の試験もありません!必要なことは演奏したい、多くのことを学びたいという情熱です。たくさん学ぶことは重要です。生活していくための音楽から、あなた方が思い描く全ての音楽まで、様々な音楽が存在するからです。

 

Q.もしあなたが宇宙を旅するならどの楽器を持って行かれますか。

 

エ)私は常に宇宙を旅していますよ!私たちの魂は肉体から出てあらゆる場所に行くことができます。一方で、いつかみなさんが帰っていく別の世界には兄弟や家族等が存在しています。宇宙には楽器は必要ありません。なぜなら、この世に存在する物は別の世界に存在するものと比べてあまりに小さすぎるからです。この世の全ての物が別の世界の影響を受けているのです。そのため、向こうの世界にはすでに楽器は存在していて、持っていく必要はないのです。それに楽器は持っていくには重すぎるでしょう?

 

Q.今回、熊本、大阪、東京の三都市でコンサートをされます。日本のファンへ一言メッセージをお願いします。

 

エ)いつも私の心は日本にあると言っています。常に私は"誰でもいつでも心は世界中を旅することができる"と言っています。私にとって日本は"地球上の空"の一つです。そしてすばらしい人々が存在しています。全ての人々は生まれながらに豊かな感性を持っています。それはとても美しいことです。そして神のご加護と共に日本で演奏するということ!それは夢のようなことです!私はいつも日本に演奏しに行くことを夢見ています。そしてさらに多くの機会がやってくることを願っています。ですがそれは危険も伴います!なぜなら私が日本でたくさん演奏すると、ブラジルへ二度と帰りたくなくなる危険が出てくるからです。 みなさんに抱擁を。

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FRUE ~Universal Music Japan Tour~ feat. Hermeto Pascoal e Grupo

---追加公演----

2018/5/13(日) @ 渋谷 WWW X

1st set 開場 15:00 / 開演 16:00

前売 ¥8,500 (ドリンク代500円別 /オールスタンディング) ※12歳以下は無料。

2nd set 開場 18:00 / 開演 19:00

前売 ¥8,500 (ドリンク代500円別 /オールスタンディング) ※12歳以下は無料。

 

2018/5/12(土) @ 渋谷 WWW X

1st set 開場 16:00 / 開演 17:00

前売 ¥8,500 (ドリンク代500円別 /オールスタンディング) ※12歳以下は無料。

2nd set 開場 19:00 / 開演 20:00

前売 ¥8,500 (ドリンク代500円別 /オールスタンディング) ※12歳以下は無料。

 

2018/5/11(金) @ 大阪・梅田 シャングリラ

開場 18:30 / 開演 19:30 * One ロングセット

前売 ¥8,500 (ドリンク代600円別 /オールスタンディング) ※12歳以下は無料。

 

2018/5/10(木) @ 熊本やつしろハーモニーホール

開場 18:00 / 開演 19:00 * One ロングセット

前売 ¥6,000 (全自由席) ※12歳以下は無料。ご来場順に入場いただけます。

後援:熊本県/八代市

 

※前売りチケットはfrue shopで発売中。

https://frue.shop-pro.jp/

 

来日メンバー

Hermeto Pascoal E Grupo

Hermeto Pascoal (keyboard, accordion, teapot, bass flute, his skeleton, cup of water...)

Itibere Zwarg (electric bass and percussion)

Andre Marques (piano, flute and percussion)

Jota P. (saxes and flutes)

Fabio Pascoal (percussion)

Ajurina Zwarg (drums and percussion)

Scenic design : Yuriko Shimamura

Food & PR Support : Kimobig Brasil presented by anitodai with WWW X

total info: WWW X 03-5458-7688 / http://frue.jp

 

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私は音楽のために生きています。

音楽は私にとってこの世界での最大の目的です。

そして人生の気高い行いのように感じています。

- イチベレー・ヅァルギ -

 

Q.昨年1月の日本での滞在はいかがでしたか?

 

イチベレー・ヅァルギ(以下イ)

 私にとって昨年の日本での滞在は特別なものとなりました。というのは、日本のみなさんの前で演奏ができたことに加えて、5回の"ユニヴァーサル ミュージック ワークショップ"を日本のみなさんと共有できたからです。このワークショップは、すばらしいギタリストで、私の大切な友人である阿部浩ニ氏と、私の息子で、エルメート・パスコアルグループとイチベレー・ヅァルギグループのドラマーであるアジュリナン・ヅァルギの力を借りて実現することができました。ワークショップは私たちにとって我が家にいるような気持ちで行うことができました。こうした経験から、前回の滞在は今まで以上に感慨深いものとなりました。

 

Q.エルメート・パスコアルグループでのコンサートはいかがでしたか?コンサートでの最高の場面はどこでしたか?

 

イ)エルメート・パスコアルグループのコンサートは、私たちが長年望んでいたことが突然やってきて、歓喜と郷愁に包まれるようなことです。私たちメンバーもこの郷愁を感じることができました。コンサートの名場面はこの場では表現できないほど多くありました。

 

Q.コンサート後に実施されたあなたのワークショップについて聞かせてください。また今後の日本でのワークショップの計画について教えてください。

 

イ)ワークショップはすばらしいものでした。なぜなら、日本のミュージシャンたちの様々な才能を感じることができたからです。彼らとワークショップを共にする中で、その場で編曲のアイデアが生まれていきました。結果は大変満足のいくものでした。私が日本のミュージシャンたちから感じることのできた才能は、アートへの敬意、献身、ワークショップを実現させた情熱、そして高い演奏技術でした。

 

Q.あなたは今までにブラジルで様々なワークショップをされてきました。どのようにしてあなたのワークショップが生まれたのか聞かせてください。

 

イ)ワークショップは、1999年にリオデジャネイロの音楽スクール"Pró-Arte"で始まりました。厳しい指導をしましたが、結果的にすばらしいものとなりました。なぜなら、私は生徒たちを私の仕事上のパートナーとすることを考えていたからです。彼らは私の招きに応えてくれ、"イチベレーオルケストラファミリア"が誕生しました。

 

Q.前回あなたは日本の子どもたちに向けてワークショップもされましたね。ブラジルでも過去にされたことがあるのですか。

 

イ)私の東京での滞在で最高点をつけるとすれば、この子どもたちへのワークショップです。ふつう、教師が教えて生徒が学びます。ですが、子どもたちは持って生まれた才能で私たち大人を驚かせる力を備えているのです。彼らは心の奥底で物事を感じ取ります。そして理屈で物事をとらえません。純粋な形で物事を表現します。また、私たちに直感と理論をバランスよく融合することの大切さを教えてくれます。真のミュージシャンは、必要な場面で直感を使うことができます。それゆえ創造的なのです。 ブラジルでも子どもたちのためにワークショップをしたことがあります。それらは全てすばらしいものでした。私があるホテルでピアノを弾いていた時に、そこに宿泊していた子どもたちと演奏してほしいと依頼されました。私は依頼された時、打楽器だけの単純な演奏になるだろうと思っていました。私は子どもたちを、使われていない物がしまわれている部屋へ連れて行きました。そこで、ワークショップで使えそうな音の出る物を探しました。子どもたちが手にした空き缶がサンバのスルドに変わり、竹の一部がヘコヘコに、瓶の蓋が鈴に、サイズの違う木の破片が低音から高音の出る打楽器へと変わっていきました。結果はすばらしいもので、子どもたちはとても喜んでいました。発表の日、子どもたちの両親は彼らによって生み出されたピュアなアートを目の当たりにして感動していました。

 

Q.エルメート・パスコアルグループでの最新作"NO MUNDO DOS SONS"の録音はどのようなものでしたか。

 

イ)"NO MUNDO DOS SONS"の録音は最高にすばらしいものとなりました。ガルゴランジアという名前のスタジオは、サンパウロ州の内陸部のアランバリという地域の大農場の中にありました。そして、この録音にのみ集中できる環境の中で10日ほど滞在しました。早朝に目覚め、録音と共にエルメートの音楽を吸収していきました。 この作品は、エルメートの録音の中でも大変重要なものとなりました。なぜなら15年ぶりのグループ作品であり、今までの作品とは異なるものとなったからです。その他注目に値するのは、アジュリナン・ヅァルギ(ドラム、パーカッション、ソプラノサックス)とジョアン・パウロ・バルボーザ(バリトンサックス、テナーサッスクス、ソプラノサックス、フルート)の参加です。2人の参加は大変喜ばしいもので、彼らはすぐにグループでの録音に溶け込んでいきました。私は今までエルメート・パスコアルグループで大きな喜びと共に様々な作品を録音してきましたが、今回の作品は今までとは一味違う喜びがありました。その喜びは今も続いています。

 

Q.あなたの新作"ITIBERÊ ZWARG & UNIVERSAL MUSIC ORCHESTRA"について聞かせてください。

 

イ)私の編曲家としての仕事は、33人のミュージシャンたちと2枚のCDを録音した"イチベレーオルケストラファミリア-"に始まりました。そして、エルメートの楽譜集の中の曲を15人で演奏した"CALENDÁRIO DO SOM"、ブラジルと日本でリリースされた"CONTRASTES"へと続いていきました。参加したミュージシャンたちはみな若く、16歳のメンバーもいました。私と一緒にビッグバンドで演奏できるようになるとは誰一人想像していませんでした。しかしながら、自然とその時はやって来ました。私は結果にとても満足しています。最新作で、最高峰のオーケストラをバックにエルメート・パスコアルにメインソリストとして参加してもらえたことを私は大変誇りに思います。この作品と、すでに私自身のグループで制作を始めている次作で、私のミュージシャンとしてのキャリア50周年と、エルメート・パスコアルグループでの40周年を祝福します。

 

Q.あなたにとってエルメート氏の提唱する"ムージカ ウニヴェルサル(ユニヴァーサルミュージック)"とはどのようなものですか。

 

イ)ユニヴァーサルミュージックとは、どこで生まれたかなどの偏見のない音楽のことです。ユニヴァーサルなミュージシャンとは、自分のこと以上に音楽のことを考え、人生の使命として音楽に全てを捧げます。その形は非常に自然なもので、考えて行うものでも、時間を浪費するようなものでもありません。その中にはポジティヴな直感のチャンネルが存在します。ユニヴァーサルなミュージシャンは、常に音楽的な言語を有して活動します。世界のどこで生まれたかなど関係ありません。自然と東洋文化と西洋文化が結合し、世界中に美しいアイデアを降り注いでいきます。音楽だけに限らず、文化を通して私たちは音楽への敬意と愛情をもって世界の争いを変えていくことができます。そして、私たちの文化を融合させることで、より豊かに、たくましく、武力ではなく精神的な強さを私たちの魂に吹き込むことができます。

 

Q.エルメート・パスコアル氏とは日頃どのようにコンタクトを取られているのか教えてください。以前のように頻繁にセッションをされているのでしょうか。

 

イ)1980年代から1990年代初頭にかけて、エルメート・パスコアルグループは土日以外の毎日6時間のセッションをしていました。当時私たちはジャブーという同じ地域に住んでいたため、とてもよい環境にいました。現在私たちは異なる地域に住んでいるため、以前と比べるとセッションをすることが難しい時もありますが、コンサートのために会う際には必ずセッションをしますし、ここ数年(私は1977年からエルメート・パスコアルグループにいます)で私はこうしたセッションを最大限に生かす方法を学びました。エルメートとは定期的に会いますし、電話でも日常的に話をしています。

 

Q.2017年はエルメート・パスコアル氏と共演されて40周年にあたる年でした。偉大な巨匠エルメート氏との40年はどのようなものでしたか。

 

イ)私の"カンペァオン(エルメート氏の愛称。チャンピオンの意)"との出会いは特別なものでした。なぜなら、自分自身をユニヴァーサルな家族の一員として認識することができ、それにふさわしいものであると感じることができたからです。私は音楽のために生きています。音楽は私にとってこの世界での最大の目的です。そして人生の気高い行いのように感じています。エルメート・パスコアルグループで行ってきたこと全てが私を成長させてくれました。それは、エルメートが多くのことを創り出し、私たちが穴を埋めていくスペースを与えてくれるからです。これらの枠の中で私たちは存在し成長できるのです。

 

Q.5月の日本滞在でしてみたいことはありますか。

 

イ)私は昨年の1月に5回のワークショップをしました。その中では子どもたちのためのワークショップもしました。とても美しい仕事で決して忘れることはできません。このような活動を今後とも続けていきたいです。

 

Q.日本のファンへメッセージをお願いします。

 

イ)日本のミュージシャンやファンのみなさん、日本文化の色彩がユニヴァーサルな文化と混ざり合うよう挑戦し続けてください。そしてこのアートへの敬意を持ち続けてください。みなさんのこうした敬意は、私を我が家にいるような安心感と、ずっと以前からみなさんのことを知っているかのような気持ちを与えてくれます。みなさんと5月にお会いできることを楽しみにしています。ユニヴァーサルな抱擁と共に!

 

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エルメートは常に進化しています。

彼は人生であらゆることができてしまう魔法のような力と経験を兼ね備えています。

彼は常に新しいものを創造し続けています。

- ファビオ・パスコアル -  

 

Q.昨年1月の日本滞在はいかがでしたか。

 

ファビオ・パスコアル(以下フ)  

 日本に滞在することは、いつも最高なことです!日本のみなさんは常に温かく私たちを迎え入れてくれます。この美しい国の各地をもっと知るためにも日本ツアーを行いたいと心から思っています。

 

Q.エルメート・パスコアルグループでの最新作"NO MUNDO DOS SONS"の録音はいかがでしたか。

 

フ)最高でした!コンサートでしか演奏していなかった曲を収録することもできました。コンサートでたくさんのエネルギーを得て美しい作品となりました。

 

Q.あなたはエルメート氏のビッグバンドとの新作"NATUREZA UNIVERSAL"にも参加されています。この作品についても教えてください。

 

フ)もちろんです!心から光栄に思っています。私はこれらのアレンジを、他のビッグバンドと何度か演奏したこともあります。今回すばらしいミュージシャンたちと、このような録音に参加できたことは、私のアーティスト人生に、大きな歴史として刻まれることとなりました。

 

Q.あなたは様々な種類の打楽器を演奏されます。どの打楽器を一番演奏するのが好きですか。

 

フ)私は楽器を"音の兄弟"と呼んでいます。彼らはそれぞれ必要な時に近くにいてくれます。彼ら全てが演奏中に音を出す最高の瞬間を持っているのです。

 

Q.家族の一員として、あなたは巨匠エルメート氏と世界で一番多くの時間を過ごされています。現在と昔で何か変わられたことなどありますか。

 

フ)はい。エルメートは常に進化しています。彼は人生であらゆることができてしまう魔法のような力と経験を兼ね備えています。彼は常に新しいものを創造し続けています。私たちに音楽という財産を残すために、常に曲を作り続けています。あらゆるワインのように彼は一番の収穫期にいます!!!

 

Q.家族の中でエルメート氏と演奏する人はいますか。

 

フ)家族の中で父のほかにミュージシャンは私だけです。私は1989年から父と共に演奏しています。

 

Q.5月の日本滞在でしてみたいことはありますか。

 

フ)演奏することに加えて、すばらしい食文化を堪能することです。(笑)そして日本の友人たちに会うことです。

 

Q.日本のファンへメッセージをお願いします。

 

フ)親愛なる日本のみなさん、再びみなさんに音楽をお届けするため訪日します。思う存分、楽しんでください。みなさんはそれにふさわしい方々です。私たちはたくさんのエネルギーと共に、みなさんに最高の音楽をお届けします。近いうちにお会いしましょう。

 

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日本のみなさんは音楽を愛する美しい人々です。

間もなくみなさんの前で多くの願いとエネルギーを込めてコンサートをさせていただきます。

- アンドレー・マルケス -

 

Q.昨年1月の日本での滞在はいかがでしたか。

 

アンドレー・マルケス(以下ア)  すばらしかったです。あまりにあっという間に過ぎてしまったのが残念だったくらいです。いつか自身のソロプロジェクトで日本を訪れてみたいと思っています。

 

Q.エルメート・パスコアルグループでの最新作"NO MUNDO DOS SONS"の録音はどのようなものでしたか。

 

ア) 全てがとてもうまくいきました。エルメート・パスコアルグループに20年以上いる私にとっては 2枚目の録音となりました。そのためずっと新作を心待ちにしていました。

 

Q.あなたはエルメート氏のビッグバンドとの新作"NATUREZA UNIVERSAL"でミュージックディレクションを担当されました。この作品について教えてください。

 

ア)この作品は私の人生で最も重要な仕事の一つとなりました。それは大きな責任を伴うものでした。なぜなら、"カンペァオン(エルメート氏の愛称)"の編曲を記録することは、長年待ち望まれているものだったからです。全てがうまくいき、最高に美しい作品となりました。

 

Q.あなたはブラジルの音楽シーンで最も期待されるピアニストの一人です。あなたに影響を与えた音楽家や好きなピアニストはいますか。

 

ア)名前を挙げることは大変難しいことです。なぜなら私はあらゆる音楽を聴くからです。長い時間、一人のミュージシャンを聴くといったことはありません。過度に影響を受け過ぎないためでもあります。いつも適度に聴くことを心がけています。

 

Q.2015年のジョン・パティトゥッチとブライアン・ブレイドとのCD"Viva Hermeto"について聞かせてください。

 

ア)私はずっとエルメートの曲でCDを作るアイデアを持っていました。ですが、共に演奏する偉大なミュージジャンたちとの接点がありませんでした。そして、エルメートグループでフランスのフェスティヴァルに出演した際に、ウエイン・ショータークァルテット(ジョン・パティトゥッチ、ブライアン・ブレイド、ダニーロ・ペレス)のコンサートの前日に演奏する機会がありました。この日に彼らのエルメートへの敬意と賞賛を感じ、ブラジル人ドラマーのホジェリオ・ボカートを介して、ジョンとブライアンに録音を依頼することに決めました。彼らは私のアイデアを気に入り、ニュージャージーのスタジオでの録音に到ることとなったのです。すでに別のミュージシャンたちとの次作の録音を計画中です。

 

Q.あなたはご自身の新作"DIVER CIDADES"をリリースされたばかりです。この作品について聞かせてください。

 

ア)これは私のセクステット(ピアノ、ベース、ドラム、ギター、トロンボーン、トランペット)での3枚目の作品です。この作品は、聴く人が音楽を通してブラジルを旅することを目的としています。それぞれの曲が、ブラジルの町や地域と音楽文化に関係があります。フォーリア・ヂ・ヘイス、カチーラ、クルルー、バトゥーキ・ヂ・ウンビガーダ、ボイ・ヂ・ママァオン、シャカレーラ、ブンバ・メウ・ボイ、マラカトゥ、ショーロは、このCDで聴くことのできるリズムです。 

  

Q.5月の日本滞在でしてみたいことはありますか。

 

ア)まだわかりません。ただ、とにかく少しでも長く滞在したいと思っています。なぜなら、いつもあまりにあっという間の滞在だからです。ですが、最初にお答えしたように、私の最大の夢は日本へ自身のプロジェクトで演奏に行くことです。

 

Q.日本のファンへメッセージをお願いします。

 

ア)日本のみなさんは音楽を愛する美しい人々です。間もなくみなさんの前で多くの願いとエネルギーを込めてコンサートをさせていただきます。 大きな抱擁と共に。

 

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前回の滞在でみなさんから受けた優しさを、

音楽という形で5月のステージから倍にしてお返しします。

- アジュリナン・ヅァルギ -

 

Q.昨年1月の初めての日本滞在はいかがでしたか。コンサートでの日本の聴衆の反応はいかがでしたか。

 

アジュリナン・ヅァルギ(以下ア)

 最高でした。私はいつも日本文化への大きな敬意を感じていましたので、実際に訪れることができて大変光栄に思っています。そして日本のみなさんは寛大で才能豊かな方々だと思いました。

 

Q.コンサートで印象に残っていることはありますか。

 

ア)聴衆の反応がとてもよく、コンサート全体がすばらしい雰囲気に包まれていたことです。コンサートでは2ステージをしましたが、それぞれが異なるものとなりました。

 

Q.コンサート後にイチベレー氏とされたワークショップはいかがでしたか。

 

ア)最高のものとなりました。すばらしいミュージシャンたちとの出会いもありました。日本にいる時間が長くなるほど、もっと日本で演奏したいという思いや、日本のことをたくさん知りたいという思いにかられるようになりました。また、ワークショップに参加したミュージシャンたちがユニヴァーサルミュージックを吸収し、習得していく速さにも感動しました。

 

Q.エルメート・パスコアルグループでの最新作"NO MUNDO DOS SONS"の録音はどのようなものでしたか。

 

ア)私にとって人生で一番大切なひと時となりました。いつもエルメートへの最大の敬意と共に私は彼の作品を聴いてきました。そして、私はミュージシャンになることができました。グループにメンバーとして加入できたことと、このような最高に美しい作品を録音できたことは、自分への最大のプレゼントとなりました。

 

Q.あなたはエルメート・パルコアルグループの前作"Mundo Verde Esperança"にも参加されていますね。

 

ア)参加しました。その当時私はまだ若く、いちファンとして録音を見学していました。その場にいるだけで喜んでいました。その時に、エルメートがファビオ(パスコアル)と一緒にパーカッションで参加しないかと尋ねてくれたのです。私はその場で返事をしました。その時に、まさか将来グループのメンバーとして演奏することになるなど、想像もしていませんでした。2012年で私が19歳の時だったと思います。

 

Q.どのようにしてドラムを学ばれ、ミュージシャンになられたのですか。

 

ア)私をドラムの世界へと導く影響を与えてくれたのは、全ての楽器を演奏できるエルメートとイチベレーの二人です。彼らのもとで多くのことを学びました。私がよく聴いたドラマーは、1970年代にエルメートと演奏をしていたネネーと、私に最初のドラムのレッスンをしてくれたマルシオ・バイーア(エルメート・パスコアルグループの前ドラマー)です。

 

Q.あなたは生まれる前からエルメート氏とはつながりがあります。子どもの頃のあなたにとってエルメート・パスコアル氏はどのような存在だったのですか?

 

ア)エルメートは私にとって非常に大きな存在です。幼いころからすでに彼のことは尊敬の眼差しで見ていました。一緒に演奏するようになると、彼が途方もない天才であることに気がつきました。そして、私の人生が大きく変わりました。現在彼と演奏をすることで、真の師匠を見つけることができました。彼は常に寛大な心で多くのことを教えてくれます。私にとって彼はこの世に存在する最も偉大なミュージシャンです。

 

Q.最近のあなたの活動について聞かせてください。

 

ア)現在私はイチベレーを支え、彼が率いるユニヴァーサルミュージックを演奏するイチベレー・ヅァルギグループで演奏しています。そして、Toque com Mestresというデジタルミュージックスクールでも教えています。また、リオデジャネイロの危険な地域の一つであるジャカレジーニョのスラムで音楽を教える社会プロジェクトも行っています。そして音楽を学びたくても学ぶ環境にない人々に音楽を教えています。

 

Q.5月の日本滞在でしてみたいことはありますか。

 

ア)ぜひ再びワークショップをしたいです。そしてもっと長い時間日本に滞在したいです。よりたくさんの日本のみなさんと出会い、もっと日本文化について学んでみたいです。

 

Q.日本のファンへメッセージをお願いします。

 

ア)日本の友人のみなさん、こんにちは。前回の滞在でみなさんから受けた優しさを、音楽という形で5月のステージから倍にしてお返しします。みなさんはすばらしい人々です。前回同様すばらしいメンバーたちと共に日本に戻りたいと思っています。Domo arigatou gozaimasu!

 

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エルメートが出す作品のそれぞれが、

世界中の人々へのインスピレーションの源となっているのです。

- ジョアン・パウロ -

 

Q.昨年1月の初めての日本滞在はいかがでしたか。コンサートでの日本の聴衆の反応はいかがでしたか。

 

ジョアン・パウロ(以下ジ)

 あっという間に過ぎていきました。ですが、本当にすばらしいものでした!日本の全てを気に入りました。日本のみなさんは親切で教養があり、音楽に大変オープンな人々でした。日本食もすばらしかったです。日本で最高の時間が過ごせました。一生忘れることのできないすばらしい旅となりましたし、日本のみなさんのことは決して忘れません。

 

Q.エルメート・パスコアルグループでの最新作"NO MUNDO DOS SONS"の録音はどのようなものでしたか。

 

ジ)一生の経験となりました。エルメートのもとで10日間学ぶことができました。そして、すばらしい自然の中のスタジオで、グループのメンバーたちと生活を共にしました。まさに夢のような経験でした。

 

Q.あなたはエルメート氏のビッグバンドとの最新作"NATUREZA UNIVERSAL"にも参加されています。この作品の録音はいかがでしたか。

 

ジ)ビッグバンドでの演奏は、エルメートの音楽を表現するのにとてもよい形態です。20人の音楽家がエルメートのアレンジを演奏する姿を想像してみてください!最高なことです!私にとってすばらしいことでしたが、同時に大きな責任感を要することでもありました。エルメート・パスコアルグループでは、曲のテーマを私かエルメートが演奏します。ビッグバンドでは、私はアルトサックスでリードを担当し、私の役割はサックスパートをまとめることでした。正確さ、確かなリズム感と表現力が求められます。サックスのパートは、あたかも一つの楽器のような音を出さなければなりません。

 

Q.最近のあなたの活動について聞かせてください。

 

ジ)エルメートとの活動以外では、私自身の曲を作っています。現在、新作の準備段階にいます。また、様々なアーティストやグループと演奏したり、録音に参加したりしています。主な共演ミュージシャンとしては、Louise Woolley, André Marques e Vintena Brasileira, Sandro Haick, Paulo Almeida, Marco Lobo, Gian Correa, Reteté Big Band, Arthur Verocai, Entrevero Instrumental等です。Louise Woolleyはピアニストで作編曲家でもあります。彼女の作品は美しいです。彼女とはドラム、ベース、ピアノ、サックス、トロンボーンのクィンテットで活動をしています。彼女の曲はブラジリアンジャズの典型的なものです。彼女の音にはダイナミックな要素と繊細な要素が秘められていて、最高潮に達する瞬間が多くの場面であります。André Marques e Vintena Brasileiraは全てがユニヴァーサルなグループです。昨年の10月にアンドレーの曲を録音しました。そして、彼のアレンジのもと、エルメート、ミルトン・ナシメント、アリスマール・エスピリット・サントの曲も録音しました。Sandro Haickとはフォフォーの曲だけを自由なインプロヴィゼーションと共に演奏しています。そして、ルイス・ゴンザーガやドミンギーニョスの曲を演奏しています。グループにはMestrinho do AcordeonやMichael Pipouqionhaなどのすばらしいミュージシャンも参加しています。Paulo Almeidaはすばらしいドラマーで、作曲家でもあります。私たちの関わりは古く、約15年間も共に演奏しています。彼は私のグループにも参加しています。Marco Loboは、ミルトン・ナシメントとビリー・コブハムのバンドのパーカッショニストでもあり多才なミュージシャンです。私は約10年間彼のグループにも参加しています。1月21日には、彼のグループでクーカ・テイシェイラとマルセロ・マリアーノと共にInstrumental Sesc Brasilの番組の収録を行いました。Gian Correaはサンバやショーロを演奏する7弦ギターの新星です。彼は、7弦ギターでは一般的でないスタイルの作編曲を行います。彼のグループはサックスとパンデイロの入ったクアルテットです。Reteté Big Bandはビッグバンドの伝統的なグループです。レパートリーは幅広く、デューク・エリントンからサンパウロの若いアレンジャーの曲の他、カウント・ベーシーやサド・ジョーンズまで演奏します。そして、Sidmar Vieira, Jorginho Neto, Paulo Malheiros, Paulo Jordão, Jefferson Rodrigues, Lucas Macedoなど、私が尊敬するすばらしい若手の演奏家たちが参加しています。Arthur Verocaiは私たちの音楽シーンの巨星の一人です。どんなコメントも不要の偉大なミュージシャンです。彼の音は唯一無二なものです。吹奏楽と弦楽器、完璧なリズムセクションからなる小編成のオーケストラを率いています。Entrevero Instrumentalはブラジル南部のグループです。南アメリカの強い影響を感じさせるグループで、地方の様々な音楽と現代音楽を融合させた音楽を演奏します。現在4枚目の作品を制作中です。こうした様々なグループで演奏ができることを光栄に思っています。これらの経験を経て現在自身の新作を準備しています。

 

Q.エルメート氏は、国内外の様々なアーティストに多大な影響を与え続けています。サンパウロでも常に新しい音楽が生まれています。あなたはサンパウロの若い世代のミュージシャンたちへのエルメート氏の音楽の影響を感じますか。

 

ジ)もちろんです。サンパウロには多くのミュージシャンが独自に活動をしています。音楽市場は私たちの事に関心がないように見えますが、エルメートの影響は近年の作品からもより色濃く感じられます。不思議なことに、エルメートのビッグバンドとの作品"NATUREZA UNIVERSAL"が発表された後に、多くのミュージシャンがビッグバンドのための仕事に取りかかるという話を聞きました。このことからも、エルメートの影響は否定できません。エルメートが出す作品のそれぞれが、世界中の人々へのインスピレーションの源となっているのです。このことは今の私にとって自信を持って言えることです。

 

Q.5月の日本滞在でしてみたいことはありますか。

 

ジ)はい!してみたいことはたくさんあります!いろいろ歩いて様々な地域を知りたいです。私はYANAGISAWAのソプラノサックスとYAMAHAのピッコロフルートを使っているので、ぜひともYANAGISAWAやYAMAHAの楽器工場を訪問してみたいです。これらの楽器のクオリティーは最高です。そして、私を虜にする日本食にももっと挑戦してみたいです!(笑)!またいつか自身のグループで演奏してみたいです。

 

Q.日本のファンへメッセージをお願いします。

 

ジ)心からのおもてなしをしてくださり、私たちの音楽に最高の敬意を払ってくださる教養豊かな日本のみなさん、本当にありがとうございます。5月にまたお会いできることを心からうれしく思っています。大きな抱擁と共に!

 

2018年1月 インタビュー・翻訳 青木義道

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